『美の壺』選・横浜 前編

前になにかの機会に「ジャック、キング、クイーン」の三つの塔の建設目的は全く謎である、という説明を聞いたことがあったんですが、へー、近代に入ってから作られたのにそんなこともあるものなのか、とわりとしたり顔で納得してた私の立場ww

もともと山のない平坦な地に港を築いた関係で船が港に近付いた時に港だということがわかりにくいために作られたんですよー(要するに灯台に近いコンセプトだったらしい)、というのを聞いて、どこが謎なんだよ、最初から最後まで全部判明してるんじゃん! と思わず突っ込みました…、ただ正直、塔がそれぞれ港に面して作られているというわけでもない分、海の事情で作られたということを調べ損なうってことはあるのかもしれないですね。

逆に港のほうの事情を知る人は、一体なんで三つの塔の建設目的を知らないなんてことがありえるのかもわからないかもなぁ、ううん、複雑な気持ち。

 

他に日本人が住まなかった丘陵地帯に外国人居住者が家を建てたので呼ばれたという“山手”地区、って、そういう意味で山手なの?! という驚きもありました、ありゃま、ひょっとしてこれ、都心のほうの山の手も近いニュアンスだったりするのかなぁ。

(もともと下町との対比ではないっぽいってのは感じてたんですが、ううん。)

わりと細い丘なもので段差を上手いこと利用した建物が作られているんだよね、という辺り、素晴らしいとは思うんですが、やっぱり居住制限された上での工夫ってのがそう聞かされてみると微妙に感じないでもないなぁ。

港のトータルデザインというのは戦後の都市作りに関して、わりと有名な市長と補佐役がいて、と聞いたことがあるんですがその一環でしょうか、だいぶ実現しない計画もあったらしいのですが、港に関してはきちんと成功したってことになるのかなぁ。