「白昼の悪魔」エルキュール・ポアロ20、アガサ・クリスティ

白昼の悪魔 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

白昼の悪魔 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

 

 

白人がごろごろと日光浴をしてるところは申し訳ないけど不気味だと思います。

つーか、服を着てないと明らかに有色人種のほうが上だなぁ、とまあ自分が有色人種だからかもしれませんが。なんか不健康。という、わけのわからないところから語り始めましたがそんな冒頭のポアロさんの感慨(有色人種以降は私の)が事件と結びついてびっくりです。

あと、連続殺人じゃないかしら、と目測する内容が怖いです。

いや確かにポアロ氏は犯罪においてプロ中のプロですが!

(連続殺人を繰り返してだんだん強気になってくる犯罪者より経験値上回りますな。)

 

海辺の人の出入りのない高級ホテルにて(海しかない)。

とある妻有り男が首っ丈だった元女優が殺されまして。

さあ、妻か夫か夫の幼馴染か、はたまた愛人本人か。とにかく恨んでる相手には事欠かないわけなのですが主な容疑者はどちらかというと女、ただし身体に残った絞殺の痕は男。

せいぜいが手のでっっかい女しかいないわけなのですよ。

あー、私だと容疑圏外いけないな、たまーにいますね。

 

元女優は男の影が切れず、どこぞの富豪は財産までやっちまってるわけで。

とにかくまあ、男は皆めろめろなんだけど、女は皆嫌い抜くみたいなタイプ。

しかし、ポアロ氏は女を見る目がありますね。つーか、健康娘が繊細ぶっちゃってw と思っていたとしか聞こえないわけですが、通りすがりの美形女に男が考える内容かそれww

作者さまのせいか、時々すげぇ視線が主婦っぽいよね、ポアロさん。

被害者の「素顔」というのが一番面白いと思います、あ、そうでしたか…。