「五匹の子豚」エルキュール・ポアロ21、アガサ・クリスティ

五匹の子豚 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

五匹の子豚 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

 

 

16年前の毒殺事件の犯人が誰ですか、というところから始まるのですが。

なんでまた“五匹の子豚”なのかというと、関係者が五人で初っ端に聞いた人が市場関係者だったからだそうですよ、って読みが違う!(金融市場関係者で市場≪いちば≫って)

(英語での洒落のはずだよね、原文だとどうなってんだろこの部分、正直だいぶ苦労したんじゃないのかなぁ、英語での洒落を説明しておけば良かった気もする。)

五匹の子豚って歌があるらしいけど、正直全部聞いてもあんまり意味がわからないというかわらべ歌の類って感じですよ。三人目からはそんなに当て嵌まってないし。まあ、ポアロさんの頭から離れなくなっちゃったってことっすね。

 

で、まあ、ほら、あれですね。

なんて可哀想な犯人...orz

 

とある女好きの画家がおりまして、奥さんとがつがつ喧嘩しながらも仲良くやっておったわけですが、ある日、若ーい女の子に夢中になってしまいまして、彼女の絵を描くことに旦那は夢中になり、彼女が奥さんに「あたしたち結婚するのよ!」と言い放ってしまったという困った事態になっていたところ。

その画家が奥さんが持ってきた冷たいビールを飲んで死んでしまいましたとさ。

そしてその前日、友人の薬学マニアのところから毒薬が盗まれ、それが奥さんのタンスの一番下から見付かりましたという顛末で事件は収束していたんですが。

しかし彼女は自分の幼かった娘に、無実だと書き残していました。

その事件の真相を探すことになったポアロさんだったのですがですが、顛末惨かった…。