「鉄道ライバル物語 関東VS関西」マイロネBOOKS、三好好三

鉄道ライバル物語 関東VS関西 (マイロネBOOKS)

鉄道ライバル物語 関東VS関西 (マイロネBOOKS)

 

 

ところで表紙の4つの電車前面ってこれなんでしょうね? 阪急と京王と、えーと、東海道線でいいのかなこれ、で西のもJRだと思うんですが、あととりあえず、ライバル物語と聞いて「阪神と阪急」とか「中央線と京王線」みたいなのをちょっと期待してたんですが、これは明らかにタイトルの段階で気付くべきでしたが、それ以外の理由で京王線が表紙になる理由がよくわからないよ京王6000や5000ならともかく!

(なに言ってるんでしょうかね、まあ気にしないで下さい、多分好みの話なんだろう。)

ただあれです、なぜか関西鉄道vs当時の東海道線に関してのみは載ってました。

基本的に関東の電車網と関西の電車網を比較するよん、という本だったのですが、関西のほうが私鉄それぞれが独自の地域を作り、関東は国鉄と長く協調的だったので現在の地下鉄を通じた巨大なネットワークが形成され、みたいな文章はよく読むんですが。

要するにこれ、山手線に対しては協調的、というのが実情だよね、関西私鉄ほど独自の王国ってわけでもないけど東武西武なんてのは事実上の王国だし、私鉄沿線であることを売りにしてる不動産の手法もごく自然だから、関西と違って存在しないわけではないというか。

私鉄路線同士のヒエラルキーとか対抗心はどうも関東のが大きい気がする。

というのが実情だろうと思うんですが、鉄道マニア目線から見るとそんなのはどうでもいいんだろうな、というのは知ってますので、まあうん、そういう本かな、と。

 

サービスが関西のが強いのもどっちかというと関東ほど路線が混み合わず乗り換え競争が激しいからで、西が先であとから東に導入されるのも事実なんだから軽く経緯書いてくれればいいのになぁ、というのが正直なところで。関西への憧れで流されると普通に困るわ。

あと乗客数等がほぼ語られてなかったんですが、まあ、東西比較してもしゃあないか。