「日本の私鉄14 京浜急行」カラーブックス・第1シリーズ、吉村光夫

京急のこのシリーズの本は第3→第2の順で読んでるんですが(なんか年1ペースくらいだった、偶然なんですが)、これが最初の本で1982年、昭和57年、ただもう空港線空港線だし、都営浅草線を通じての京成との直通も行ってるし。

そういや「カーブが多くて18m車両しか作れない」って言ってる状況は解消されたんでしょうか。高架化なんてのは現在進行形で進めてるのは知ってるんですけどね。

(この本の中ですでに計画されたり一部実行されてるようなので、大変なんだろうな。)

変化したのはあれかなぁ、この時点ではライバルの国鉄より安いんですね。

ただ都営線の高い運賃がネックになっててね、と言われてるので、初乗りはともかく、そっちは今はそんなに大差なかったような気がするので、いろいろ変わってるなぁ。

特急がメインで各駅停車との接続を良くしてフォローしてるんだよん、というのは多分今もそんなに状況変わりませんよね、急行がいまいち人気がないってのも国鉄対抗の乗り通しのスタイルだとそうもなるでしょうね。まだこの時点では有料特急はないのね。

特急料金無しのクロスシート車両は好評なものの、設備等々古くなっているので新しくクロスシート車が出来たら引退かな、とか、一定数のクロスシート車両保有って感覚か。

 

もともと沿線の人なのかな? 車両の移り変わりとともにぽちぽちと挟まれる情景とか、観光地誘致とか、ネームドトレインと呼ばれてる特急などの説明も基本的には使う人視点っていうか、ちょこちょこ面白かったです。

というか戦前の房総半島のフリー切符で着席出来る列車ってなんだろうと思ったら他は船とかバスとかで移動するんですね、戦後京成との直通する前から地域的にはわりと縁があったのかなぁ。三浦半島のフリーきっぷは今の三崎まぐろ切符のルーツって感じかしら。