『世界の巨大工場4』BMW X3

アメリカの東海岸のえーと、サウスカロライナだったかな? のBMWの巨大工場の話だったんですが、X5とX6を作っている工場で、その実績を買われて最新型のX3のモデルの生産が追加されることになった、という時点で頭の中が「??」になったんですが、ひょっとしてその数字ってサイズのことなんでしょうかw

スポーツタイプの高級車で軽なので、要求されることが多いんだよね、という新型の作業工程をずっと追っていく作りだったんですが、案外思ったより面白かったなぁ、不思議と。

というか、塗装って車の外殻を組み立てた時点でまとめてやっちゃうんですね、びっくり、回転する装置に取り付けて液体の中にどぷーん、と漬け込んで、もう一回ひっくり返して水に付けて、その後焼き付けと光沢塗装、と全部いっぺんにやるんだなぁ。

(これも合理化の流れで少しずつ変化してったみたいなんですが、もともと組み立て工場より塗装工場のほうが回転が悪かったみたいだね。)

個人的に先に塗装するのは全部オートメーション出来て楽な気はするものの、あとから傷が付いたりしないの、と考えてしまうんですが、それこそ機械と人間、そして機械工学と座標同士で「会話」する機械同士のコンビネーションでほとんどその心配がない。

最後には手で擦って窪みの確認とかローラーを使うテスト走行とか、自由自在に動く椅子の存在だとか、車を反転させて作業するとか、本当にすごく機能的になっている。

 

組み立て工の方が俺もオーナーだから性能良くあって欲しいよね、とにっこり笑ってらしたんですが、車の組み立て工場の方ってなんての、昔なら高級車のオーナーってイメージじゃなかった気もするんですが、あの工場の中だと違和感がない。

人間と機械の共同作業ですね、というのは、随所で納得。技術の進歩だよなぁ。