『死に直面した瞬間』時速170キロの自転車事故

見る前は正直どんな内容だかわからなくて、面白いかな? と疑問だったんですが、オフロードバイクの世界記録に火山にて挑んだロードレーサーの事故と、九死に一生を得た彼が自分の事故の原因と(むしろ勾配が急に緩やかになる地点があり、その部分でフレームに極端な力が掛かったとそこはすぐに判明)、170キロのスピードでの転落事故にも関わらず、なぜ自分が助かったのかということを分析しようとしたという内容なんですが。

なんでそんなことしようとしたのかというと、同じ火山に彼の世界記録に挑戦しようとした後続のロードレーサーが出てきたからだ、というので、業の深い人種だよなぁ。

ただ、さすがにどういう事故だったのかは知りたいよね、ということで連れ立って事故検証をしてみたんですが、時速34キロのスピードにも関わらず人形に掛かった負荷は死亡確実の重圧、人形と人間との違いは手足が曲がるかどうか、ということだという説明で、今度はスタントマンによっての事故検証。

まず両手と片足によって少しずつのタイムラグを付けながら着地、ここで衝撃を胴体に逃がし、そのまま肘を地面に付けてごろごろと横転、と説明されていたんですが、多分柔道などで言うところの受け身に近いのかな?

 

そういえば最初の事故現場だと、横殴りに投げ出されて何十メートルもごろごろと転がっていて、顔などはそれこそ擦れて潰れて腫れ上がって大変なことになっていたし、腕も折れていたんですが、「だからこそ」内蔵機能には損傷がなかった、と言われると納得。

結局後続のレーサーは事故地点に印を付け、その地点で後ろに重点を掛けて前輪を浮かすという方法にて見事に無事に走りきったんですが、私には自転車競技の価値はよくわからないけど、なんだろ、多分この2人の挑戦の意味ってあるよなぁ。分析面白かった。