『世界の巨大工場6』ウィリアムズF1

かつて世界一になったことのある工房、という紹介がされていたので、多分知ってる人は知ってるんだろうなぁ、と思いながら見ていたんですが、すごく大雑把に理論的にデザインからそのシュミレーション、(競合他チームに羨ましがられるという自慢の)風洞実験を経て現在は3Dプリンタから実用化するまでの期間が極端に短い、という全体のシステムを作り上げたのはその当時はそこまで大きくない工房だったからだったからこそだったんじゃないのかなぁ、という気もしますし、その後、他チームに追い抜かれることになったというのもそれこそこの機能的な構造が他所でも導入されたってことなんじゃないのかなぁと。

で、現在はこのF1で培われた技術を別の分野へと供給し、それによって成果を上げて自分たちの資金源にしようという試みが行われているよー、ということが語られていたんですが、ある意味で「他社への供給」ってその他社からのフィードバックも受けるということなので(業務提携ってのは全てそうなるし、そうならなければ解消するか吸収されるかどっちかですよね)、ある意味でまたこのウィリアムズ? からF1の世界に新風が吹き込まれるという可能性もあるんじゃないのかしら。

 

ところで私、F1の車体の構造知らなかったんですが、あれ、洞窟の上でも走れるくらい道路に押し付ける力が強く、また、そうでなくてはスピードが速すぎて吹っ飛んでしまうんだよ、という全体の説明聞いて「天井を走る車」を想像してしまったんですがw

そういや事故シーンで車体そのものが吹っ飛んでいる光景も記憶にあるな。

前半でF1全体での死者が年代と共に淡々と語られていたんですが、プロもアマチュアも全て、という語り方に少し違和感がないでもなかったんですが、F1の世界全体で全ての死者を背負って、それを淡々と減らしてったのなら、ああ、それはちょっと潔いな。