『東京人』2008年02月号「地下鉄がつないだ東京風景」

日本で始めての今の銀座線(の一部)が地下鉄として生まれたのが昭和2年で、そこから80年めが2008年かぁ。2013年の時点で13線(メトロ9線、都営4線)で打ち止めだと思われていた路線も新しい分岐線がー、などという計画がかなり具体的に浮上してるしね、他はともかくそれは作ってもいいんじゃない? みたいなこと言ってるよね。
(えーと、有楽町線の豊洲~住吉間ですね、確かに使い出ありそう。)
もともと地下鉄の本は鉄道技術寄りの本を読んでいるので、わりと建設に関しては読んでいたんですが、どの時代にどの路線までが出来ていてね、という時代が淡々と語られてるのもそれがざーっと並んでると結構面白いなぁ。
細かい理由はよくわからないんですが、銀座線、丸ノ内線、日比谷線、と来て、東西線以降になんとなくの時代の差みたいなものがあるように扱われているように思うんですが(これは鉄道史寄りの話)、『東京人』っていう地域誌でもそれが共通ってのはちょっと面白いですね、でも実は、日比谷線と東西線って同じ年の開通なんですよね。
わりとよく聞くんですが、日比谷線は東京オリンピックの年に開通しまして、その年の終わり頃に開通したのが東西線。ここはだいぶ部分開業繰り返したせいかなぁ。
この特集の時点ではえーと、都営大江戸線とメトロ南北線までですね、メトロ副都心線もなんかちょっと扱いが違うんですがこれもなんだろうね?

 

初代の銀座線は百貨店と提携して、日比谷線で直通先が住宅地として大発展して、東西線も沿線が大きく変貌、みたいなことも当時の人から変化の実感として聞いたほうがちょっと楽しいよねぇ。戦前だと鉄道「だけ」じゃないけど戦後だと地下鉄だけの変化だしねw
どこにつながったからどこに人が移動し、どこが発展するかってちょっと面白い。