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『美の巨人たち』フランク・ロイド・ライト「自由学園明日館」

帝国ホテルを設計した、というところまでは大概有名であろうものの、それ以外のところはほとんど知られていない人物ではないかと思うんですが(帝国ホテル作った時点でそこまで建築家としての地盤が磐石じゃなかったらしくて、関東大震災の時に壊れてるかどうかどっきどきしてたってのは聞いたことがありますww)。
彼が、ほとんど持ち出しで池袋の地に作ったというのがこの自由学園明日館(みょうにちかん)。建材としてベニヤまで使ってるからだいぶいろいろ厳しいよ!! と言われてましたが、私むしろ、戦前の建築でベニヤ板使ってて持つもんだと思ってませんでした、あれは塗装やデザインがいいんでしょうか、欄干の技法だよー、と言われて納得。
しかし建築家に任すと建物がろくに出来上がらないのはいつの時代も一緒だなぁww

 

そもそもこのライトはシカゴ万博にて宇治の鳳凰殿を再現したという日本の展示を見て日本にやって来たという人物らしく(時々いたよね、当時)。欧米での知名度みたいなものはあんまりなかったんじゃなかったっけ、アメリカ人だったかな?
帝国ホテルなんて本当に最初期の擬洋式の次くらいの時代だし、それが今でも特に疑問もなく保存されているよん、てところを見ると、そういう知名度の低い存在が、て部分との兼ね合いみたいなものを考えてしまうんですが。
自由学園のほうが池袋の駅から程近い場所での経営に行き詰っても、やっぱり建物はちゃんと残されているというか、放置はされているものの、特に誰も手に掛けようとしたり壊そうとしたりしてないんですよね。そもそも帝国ホテルと同時期ってことは大正の頃で、その時はまだ池袋なんて鉄道通ったかどうかの時代。
それこそ帝国ホテルと少し似た、でも貧しい子どもたちの学校って、不思議な存在だなw