『週刊 ダイヤモンド』2014年4月12日号「暴走!日本株 ボロ儲けしたのは誰だ」

週刊 ダイヤモンド 2014年 4/12号 [雑誌]
 

 

ボロ儲けしたのが誰か、と言われるとそもそもが今はもうジョージ・ソロスとかヘッジファンドなどのわりとわかりやすい存在だけでもないんだよ。というのが特集の主旨なのだろうとは思ったものの、さすがに「外国人」って表現は雑駁すぎるような。
(実際のところ外資に日本人も結構いるだろうしなぁ、そうとしか言い様がないのかもしれないけど、ちょっといろんな意味で不安な表現ではあるね。)

そういや、かつて通貨危機が起こった時にヘッジファンドの市場介入動向は確かにあったものの、そのヘッドファンドの数倍の資産でもってその行為に追随した銀行勢が実際の原因だったんだよね、と言われいたんですが。現在の日本市場の乱高下はその「混乱の増幅要員」すらレバレッジETFと説明されてしまうというわかりにくさ…金融商品の一つで市場の動きに敏感に連動する資質があるそうです、正直ちょっと難しくてわかりにくい(損失2倍、利益2倍にするために証券の買い増しをしていくという商品ぽい)。
まあ要するに投資信託の一つで動き方が特徴的なためか、レバレッジETFを利用しての市場の乱高下を仕掛けるなどの行為も横行しているらしく、頭痛い。
さすがにいくらなんでもこれはないだろう、と良心的な投資家であるウォーレン・バフェットに名指しで非難されていたのが「光速プレーヤー」。数秒の間に最大千件の金融取引を行って薄利を掠め取る存在で、まあ企業にとってのなんの貢献にもならないと言われたらその通り、ところがここを東証が受け入れてしまい、あー、まあ、なんだ。
日本市場を支えるべきアナリストがいない、という批評もちょっと酷かな、と思ってたらそもそも国内の年金などの資金管理者に対して向けられた言葉でした、証券の素人が管理してると指摘が、ああもう。特集外の地元力発信くらいしか救いがないな!?