『週刊ダイヤモンド』2013年12月28日・2014年1月4日新年合併特大号「2014→2020総予測」

週刊 ダイヤモンド 2014年 1/4号 [雑誌]
 

 

現在これを読んだ時点で2014年11月、この少し前に『東洋経済』の新年号も読んだのですが、そちらよりは具体性が高く記事の内容もまとまっていてすんなり読みやすかったんですがだからと言って面白かったかというと微妙かな?
というより、どちらかというと2014年という年が予測しやすい変化のない年だった、と表現したほうが正確なのかもしれないんですが。
アメリカの経済が落ち込むと新興国が持っている米国債の価値が落ちてしまい、資産価値が落ちるとか。もともと日本は資源輸入国なので円安で即座に利益が上がるかっていうと難しいんだよねと指摘されていたのを見て初めて円安によって貿易赤字が出てる、ということがわかったとか、なんか地味に基本的な部分で収穫はあったかなぁ。
要するにあれだよね、今まで長期の円高で、それでも利益が出るようにしていた(円安で原材料輸入にも有利だった)ところで円安を推し進めたらそうもなるのか…。ただ、資源輸入に関してもそこそこ取れる手はあるようなので今後に変化は出るんだろうか、どの道大手企業が有利ってことだとなんか複雑な気持ちになるなぁ。
FRBよりECBのほうが不況対策が上手いって評価も初めて見たけど面白かったです、口先介入(欧州中銀)と実弾のどっちがいいか悪いかと言われると素人には困るけどねw

特集外だと日本企業のディスカバリ(訴訟などでの情報公開の仕組み作り)に関して、弁護資格のある人に頼んでいたものの専門業者に任せるのが主流になっているのだとか。韓国企業は進んでるのでは? と聞かれた人が「大企業は欧米並み、それ以外はほぼ備えがない」と答えていたのもちょっと示唆的で面白かったかも。
100周年記念の「経営者発言史」がなかなか楽しかったです、過去のリアルタイムだw