『週刊 ダイヤモンド』2014年6月14日号「ロボット・AI革命」

週刊 ダイヤモンド 2014年 6/14号

週刊 ダイヤモンド 2014年 6/14号

 

 

特集の中で特に面白かったのがHALというリハビリ介護ロボットと、高齢世帯の声掛けロボット(これは主に日本の話)、産業ロボットはすでに当たり前の存在であるものの、少しの丸みと愛嬌を与えたら現場で愛称が付けられる話とかw
そもそも日本と欧米のロボットへのイメージの違いがロボット技術の進展に差を付けたのだ、ということが言われていたのが少し前の記憶なんですが、今は日本が逆に「二足歩行、人型」に拘ることによって産業化が遅れている、と言われているのかなぁ。
でも、リハビリ介添えロボット(自分で筋肉を使って動くので回復の手助けになる)や声掛けロボット(19種類程度しか喋らないけれどきちんと状況を把握する)などの展開を見るに、自分たちが求める「人類の友人」としてのイメージではきちんと追求してるんだよね、欧米型と同じじゃなかったり巨大展開はしてないってだけというか。
このリハビリ&声掛けロボットから人類から仕事を奪うって発想にはならないよね。
人工知能搭載の兵器って話にも正直なりそうにないよな。
で、人工知能は前に聞いた段階で確か小学校4年生レベルだったんじゃないかな? 東大合格は果たしたものの、人間の常識のような部分は教え込めない、というようなところに差し掛かっているらしく。世界一のチェスプレイヤーとの対戦を持ち出すまでもなく、出来ることがどんどん増えていて、人間の仕事を取らないという発想のほうが楽天的過ぎる、みたいなことを口にしている人もいるんだね(まあ半世紀以上前から言われてるけど)。

特集外だとシャープの巨大国内工場である「亀山工場」の話、液晶メーカーであるアクオスの存在によって身の丈経営を忘れて、産業を内側から壊すと警戒していたアップルに全面的にぶら下がって小さな産業を忘れた、という自戒の記事。でもやっぱりいい企業だなぁ。