「鉄道地図は謎だらけ」所澤秀樹

鉄道地図は謎だらけ (知恵の森文庫)

鉄道地図は謎だらけ (知恵の森文庫)

 

 同著者さんの本がこれで3冊めで、ここまで読んで始めて気付きましたが「境界」萌えの人なんですねこの方! なんか妙なところで混ざる軽いノリが慣れないと言われてましたが、要するに人とは全然違うところで興奮してるんですよね、若干近い趣味領域なのでわかります、他社業務を委託してる駅員とか、その程度とか態度とかチェックしますよね楽しいよね(私はターミナルで鉄道会社の領域の境い目探すとかよくやってます、なにが楽しいのかと言われても、気になるんだよ)。
擬人化表現も、なんでこんなところで、と言われてましたが、この本の近鉄が第一種業者(路線や鉄道設備の持ち主)と第三種事業者(車両の持ち主)を兼ねていた養老鉄道などの子会社はさすがに「過保護」と言い出す意味は伝わると思います、どういう措置ww
あと、路線の脇にある境界を示す白い板とかも萌えますよね、だからJRと青森県の区分とか見つけ出すんですよね、JRの支社単位の境界板はちょっと見つけづらいから地図出してくれるといいんですけどねぇ、というのも実にわかります。
んで、いらない人には全くいらないことはわかってますが、というのも実にわかります。
JTBの出している貨物系の時刻表を読んで、ああ、貨物の人は好きそうだなぁ、と眺めながら私鉄との境界とかJR支社との境い目とか探しちゃうんだよねわかる。

で、そういう細かいことが気にならない人でも、路線の一部、一駅間が第三セクターになってるのはなんで?? とは実際に経験すれば感じるでしょうし、単線同士を持ち寄って伏線にしてJRと私鉄で共同利用してる名鉄JR東海名古屋駅は気になるよね。
ただ、鉄道十字交差いえー! というのはよくわからないだろうし、狭軌標準軌馬車軌ナローゲージがいくつ揃うかな、とかもわかる人にしかわからないよなぁw