『週刊 ダイヤモンド』2014年8月30日号「韓国3大企業サムスン 現代自動車 ポスコ 失速!」

 

つい最近読んだ日立電機の特集(復活! という内容)を思い出していたんですが、まあ、首位に返り咲くのは難しいだろうけども、正直なところ日立よりは先がありそうだな、という部分と、日本からどれだけ技術が流れたのか、という部分。
ボスコはわりと技術を溜め込んであって日本式にちょっと近いな、という辺りには触れてあったものの、なんでどうして今まで強かったのか、ということが特に書いてなかったのでなぜ失速という表現になったのかも正直わかりにくく、なんとなく「ジャパンアズナンバーワン」の時代を思い出しました、あの時アメリカってこんな感じだったのかなぁ、と。
まああれだ、わりと冷静に見える経済誌だってたまには本音出るよね。

ざくっと特集外だと日本の経常赤字の話、細かいことはさて置いて赤字だからって絶対悪でもないし世界には他にもそういう国はたくさんある、だが内需型に変えていかないとならないのはどうしようもない事実で、案外と観光業で盛り返すという手段はあるんだよ(まだ伸びシロ的な意味でかなりの余地が)、という辺り。
建築業は売上は好調だけど純利益が底を這っているとか、こないだ三菱地所の物件でど派手にやらかした鹿島はやっぱりかなり締め上げられていたらしいとか(無理ないな)。
あとあれです、デトロイトの交通がもはや公的機関に頼るのが無理っぽいので地元住民の手でバスが立ち上げられたとか、そういう感じの記事や。
なんかを見ていて感じるのは結局韓国大手企業の「失速」って本当に中国無関係なのかなぁ?(正直そこが知りたかったんだけど) とか、日本の人口問題はすり替えが行われているという内容なども見ても感じる資本主義経済ってそもそも限界来てるんじゃないのかなぁ、というようなかなり大掴みの内容、全体的に業界単位で収まらない話多かったね。