「江戸東京歴史散歩(3 山の手・武蔵野編」江戸東京散策倶楽部

要するにこの同じシリーズの2巻の山の手が歴史的な意味での山の手で、この巻に出てくる杉並中野世田谷目黒なんていう23区の西側の土地は新しい山の手って感じだよね(しかしもうこの辺の区分世代的に共有してないなぁ正直)。
もともとは郊外であって、新しく住宅地として加わった地域。
武蔵野はむしろ東京の23区外だと多摩と呼ぶことのほうが多いと思いますが、武蔵国の愛称で「武蔵の野」の意味。川越街道とか品川街道とか、大山街道とか鎌倉街道とか、大名行列があるわけでも宿場町が特にあるわけでもない江戸よりも古い歴史と生活の道が通ってる土地なんですが、正直由緒はあっても地味なので説明聞いても聞いてもよくわからないことが多くて本当に申し訳ないです。
というか、地元に近いので地味に前から思ってましたが、本当に神社と寺の境目が曖昧でよくわからないことになってる、この中で一番古い神社は調布深大寺の近くの青渭神社じゃないかと思うんですが3~4千年って、概算にしてももうよくわかりませんww
(あと大國魂神社が確か1900年くらい前ですよね、これだって古すぎだろって言われてたのに、奈良時代くらいからだと確定してるっぽいんですけどね。)

文化人の墓が時々出てくるのは、関東大震災の前後の市街地からの移住だろうなぁ、何箇所かで関東大震災後に寺町が移転してきて、ということが明言されていたんですが、実際にはもうちょっと多かったんじゃないのかなぁ。
というか烏山って単に千歳烏山という駅名として認識してたんですがやっぱり震災後の移転で小京都と言われてたなんて初めて知りました。大雑把に八王子くらいまでがフォローされてるんですが、わかる人にはやっぱりちらほら物珍しくて面白いんじゃないかな。