『東京人』2013年12月号「財閥人列伝」

東京人 2013年 12月号 [雑誌]

東京人 2013年 12月号 [雑誌]

 

 

正直そろそろここら辺を読み始めて…2年くらい? もっとかもですが、そのくらいにはなっているので、それこそこの特集に書かれていた方も一通りは読んでいるんですが、財閥の女性たちに関して語ってらした方は知らなかったな、今度その関係も読んでみよう。
あと、爵位に関してはそれぞれの人物でばらばらに触れられているのは珍しくないものの、まとめて語られていたのは始めてかも。ただ、もっと爵位持ってた人いたよなぁ。
(政界のほうにカウントされてるのかもしれない、だったら仕方ない。)

三井三菱住友に安田、という辺りは定番なんですが、財閥の説明というよりは文化的な社会貢献に関してが主。とはいえ、財団や弱者救済事業に関してってわけでもないのね。
古河財閥に関しては名前は聞いていたものの、ああ、明治の初めくらいに潰された小野組の人だったのか。あと、当人が直接ご商売をされていたわけではないものの、政財界の本だと時々は登場されるのが慶応義塾福沢諭吉氏。
ここでは三菱って言われてたんですが、まあ三井とも関係あったみたいだよね、秘蔵の甥っ子さんを送り込んでたしなぁ。ところで婿養子の福沢桃介さんが『桃介式』という本の中で陶器産業に関わっていた森村市左衛門って方を語った上(貴方みたいに金持ってない貴方みたいに金あっても尊敬されない、一種の変人、偏屈って、失礼だけどなにしたいのww)、その本を献本したってのはあれはどういう意味だったんだろうw
あとセメントの浅野、建築の大倉、と鉱山が久原、もうちょっと産業関係の人も出てきて欲しかったかなぁ、という辺りと、井上馨氏だけが妙に出てきたのにちょっと違和感。というか確かに癒着はあるけど、当時はまあ…うんあのくらいは(要は珍しくない)。
ところで徳川家からは商売人出なかったのかしら?