「図説・日本刀大全」歴史群像シリーズ、稲田和彦

日本刀の本、10冊め、だっけかな? どうも同じ目的の人がだいぶ読んでいるようだけど発行は2006年、とりあえず写真の質がだいぶいいので刃紋が見えます、初めて「帽子」の意味わかったよこれは撮るの大変そうだ本気で…。
ただ、刃紋の種類というよりはどちらかというと拵えのほうに重点が。
アメリカ人の店主さんのやっている日本刀の店が紹介されていたんですが、日本人は刀身のみに注意を払い、アメリカ人は拵えまでを一つのセットとして捉えてるという話をしていたんですが、まあ、本来の形に近いのはアメリカ式じゃないのかなぁ。正直。
とはいえ、日本の場合は刃紋での分類がどうのとかいろいろお作法あるからなぁ。
そもそも拵えはあくまでも外向きの用のもので白木の中で休ませないと駄目だ、ということが語られていたのも(聞いたことはあるんだけどね、時代劇で白木のまま斬ってんのなんだよあの演出みたいな方向だったけど)、多分これが始めてですね。
一応あれ、お手入れ方法なんてのはもうちょっと簡易なもので見たことあったものの。
まず日本刀を購入する場合には店主との信頼関係を築き、情報を貰いましょう! みたいなところから始めてるのは本気で初めて見たww
そういや「日本刀」の分類されているのは協会の管理する玉鋼を使ってるものだけだよ、ということを聞いたことがあるんですが、現代刀と古刀がこの管理下なのかな。許可証があって美術品として扱うことを認められているから誰でも持てるそうな。

てか、古刀の値段一覧とかあったんですが、正直さすがに一級品はなかったものの、その親子関係の刀工とかはあるもんなんだね。一文字とか左文字なんてのもあるなぁ、というか村正や正宗って数千万円レベルで買えるものなのね。