「B6回顧録 私鉄・専用鉄道・専用線編」RM LIBRARY-17、瀬古龍雄

B6回顧録 私鉄・専用鉄道・専用線編 (RM LIBRARY(17))

B6回顧録 私鉄・専用鉄道・専用線編 (RM LIBRARY(17))

 

 

そもそもここで語られていたB6が大量配備された理由である日露戦争(間に合わないものも多かったみたいですが)が明治37年で1904年、昭和30年くらいまでこのB6が結構な数残存していた、ということなので、1955年くらいかな? 半世紀www
というか正直、この形式がそんなにたくさんいると、発展が覚束なかった気も。
扱いが面倒なわりに致命的でもなく、イギリス製の90%残存とか見てたら正直壊れにくいよね、どっからどう見ても(面倒なアメリカ製も他所に送られて、その土地の環境で使いこなせなかったのであって壊れたわけでもない)。

あと、今まで見たことなかったので復興SLの中にないのかな、と思ってたんですが、一旦大井川鉄道に引き取られて走っていたものがあったのなら、戦前と同じ扱いにくさが理由で引退したってことになるのかもなぁ。
石炭関係などの専用路線ではそこまで扱いに困らなかったそうなんですが、そりゃ、線路の強さみたいなものが全然違うでしょうよ。貨物だとわからないでもないんですが、入れ替え車としてどうやって使っていたのかが疑問だなぁ。
ところでわりとどうでもいいんですが、三菱の夕張炭鉱線だと思うんですがB6に屋根が付いててそれがものすごく有名だったらしく、なぜ屋根を付けたのかがわからない、と言われてたんですが、すっごく可愛いですすっごく可愛いです勿体無い!!
車輪の軸が大きい場合、他とどういう違いがあるのかはこの本ではわからなかったんですが、車軸が大きくて初期らしく小型で、煙突も低く作られているのでかなりコンパクトに機関部が詰め込まれててちょっと「ずんぐりむっくり」してるんですよね。
動態保存されないの、多分それもあるので屋根付けましょう屋根、絶対受けるから。