「[図説]比べてわかる! 日本の仏教宗派 宗祖・教えから仏事作法まで」永田美穂
[図説]比べてわかる! 日本の仏教宗派 宗祖・教えから仏事作法まで
- 作者: 永田美穂
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2012/11/21
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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日本では仏教は主に13宗が存在し、と語られていたんですが、最近は実際いまいち把握してる人が少ないって言われるとそんな気もします。というか私も覚えてなかったんですが「なむ・なんみょーほうれん・げーきょう」って響きだけは覚えてまして、これ、南無妙法蓮華教のことっぽいので日蓮宗だったみたいです。
で、数珠も使い方そのものは違うものの、宗派ごとで特に決まりがないことが多く。
(そのほうが無難だと思うんですよね、そうじゃないと何種類も用意する必要が…。)
お焼香などは前の人を見てから真似します! 葬儀屋さんの腕の見せ所って本当に葬儀屋さんに聞いたことがあったんですが、見渡してこの人なら、と選ぶんですよね。ええもう、その方が間違えてらっしゃるとあとがこう…、しかしここも宗派で違うのか。
なんでも奈良時代に法相宗、華厳宗、律宗(学問仏教)。平安時代に天台宗と真言宗(密教思想)、ていうか「天才」「真空」って学校で覚えたよねこれ!!
鎌倉時代になると融通念仏宗、浄土宗、浄土真宗(これが主に2派)、臨済宗、曹洞宗、日蓮宗、時宗、ここが全て日本独自の仏教。あとは江戸時代には黄檗宗が中国の明から入ってきただけか、確か江戸時代には寺が幕府の管理下に置かれてたからかもなぁ。
黄檗宗も隠元さんが関わっているというので、ちょっと名前聞いたこともあるかも。
と、ここまではそんなに苦労もなかったんですが、正直ちょっとそれぞれの宗派の違いに関しては難しいっていうか、なにに拘ってるのかがわからないことも。即身成仏とか生活の全てが修行だよ、という禅宗とか、念仏を唱えるだけでいいとか、そういう触りくらいがせいぜいで、これも特にどこの宗派に特徴ってわけではないんだよなぁ。
「悪人正機」ってたまに聞くけど、悪人っていうより弱者ってほうが意味取れるかなぁ。