『週刊 東洋経済』2014年9月13日号「クスリの裏側」

 

この2014年の『東洋経済』と『ダイヤモンド』を一年分読む、ということをやっていたんですが(あと残り10冊ずつくらいかな)、この年に多かったのが医療関係、製薬関係も多かったですね、新薬開発の問題に関してはもはやどうにもならないものの、花粉症の舌下治療や初期アルツハイマーの完治、あとあれですね、インフルエンザの新治療薬として登場したファビピラピル(エボラの時に話題になった富士フィルム系の富山化学が開発したあれ)など、将来的な展望もあるにはあるのかな。
タミフルに対しての警鐘や、減薬に対しての試みなどもあったんですが、基本的には薬を減らすって行為自体に反発心があるのかなー、というのがちょっと不思議…。
(医療関係者が儲けるためにやってるってつい思ってしまうじゃない? 患者サイドからってののほうが正直多いんじゃないのかなぁ。)
あと相変わらず漢方薬に対しての苦手意識が強いなぁ、というより、健康体である人たちをデータに取った「新基準」に対しての怯えにもあったんですが、医者も、患者も人間の個体差ってものに対してなんか妙に過剰反応するんだよね。
それぞれ違って当然ってところから始めないといろんな問題が解決しないんじゃないのかなぁ、ただ、さすがに漢方薬で栄養摂ろうとするの止めてってのはもっともです、もうちょっと複数の手段に頼らないと駄目だよな、なんでもw

特集外だとそごうの故・水島廣雄氏の記事かなぁ、やっぱり、箱にのみ興味があって中身には興味がなかった、当時の膨れ上がった購買欲と2流のイメージのあるそごうは相性が良かった、資金の流れは明らかに彼の責任以外の部分もある、という辺り。
今も慕う人も多く、その遺産は千葉や横浜、徳島では生きているとか、複雑だねぇ。