『週刊 ダイヤモンド』2014年10月25日号「トヨタを本気にさせた水素革命の真実」

週刊ダイヤモンド 2014年 10/25 [雑誌]
 

 

正直水素燃料に関しては特に明確なイメージがあるわけではなく、これを読んだあともなんとなく漠然とした印象だったなあ。水素そのものを得ることは技術的に全く難しくはないものの、エネルギー効率という意味ではあまり意味がないというか「どのように生成された水素であるのか」が問題になるそうなのですが。
逆に勝手に出てくるところには出てくるから集めてさえしまえばいい、輸送もそこまで面倒でもなさそうだよね。
ただ、既存の燃料とは全く違うので完全に施設を一から作らなくてはならない。
蓄電池という意味では悪いセンではないので(時間経過による放電のような現象はないんだねこれ)、一旦設置してしまえばある程度の使い道は保証されている。かな?
ちょっとまだだいぶ自信がないんですが、記事全体がなんとなく難しいんだよねー、水素開発陣が一枚岩ではないということが言われていたものの、マスコット扱いの政治家に至るまであれだけきちんと状況分析してるなら大したものじゃないのかな。
で、トヨタだけは本気、要するに技術的には精度を上げるというより、ある程度素人でも扱えるようにする、というシステム部分。それと社会変革じゃないのかなぁこれ。
今まで見た新燃料の中では一番マシな内容だったものの、なんか地味で難解だよね。

特集外だと食糧におけるメジャー、巨大企業の関わり方みたいな部分だったんですが、ううん、日本の旧財閥系はやっぱり悪くないなぁ、三井は採算性がない場所で建て直しから含めて粘っていて、三菱は手広く扱うことによって情報を共有し、採算が低くても稼ぎ出す底力を持っている、出来ればこういう会社に繁栄して欲しいよなぁ。
あと高級マンションの小特集、空き家が増えつつマンションだけが一人勝ちなのか。