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「日本刀全集(2 日本刀の時代の見どころ」本間順治/佐藤貫一・監修

特徴的なのが毛抜形太刀や蕨手刀や直刀などの湾刀以前と位置付けられている刀や、刀子(短刀の前身みたいな)などがわりと数が載っていることじゃないかと思うんですが、これだけ載ってたら時代の変遷という形で触れてくれると嬉しかったなぁ。
ただ、毛抜形太刀も古いとは限らないのね、直刀や剣(両刃)もぽちぽち出てくる感じ。

1巻が歴史、というより通史、2巻が各時代ごとの特徴という風情かな?
正直なところ著者さんによって得意な時代があるものなので、こうやって新々刀までがっつりと一通り触れられていたのは始めてかもなぁ。複数著者さんの本も結構日本刀の本ではあるものの、どうしても新刀の初期までが強い感じだしね。
あと、この本はそういや日本刀においてどの地域が古いのかの論点がそんなにはっきりしてなかったような、と今思い出したんですが、よく考えたら湾刀以前の比重が多く、平安時代の作とされているけれど平安末から鎌倉時代のものが多いよね、という話になるとまあ曖昧にもなるか。
鎌倉になると少しずつ全国的に伝播していって、それぞれの地域の特色が薄れていって、ある意味で新刀(すごく大雑把に江戸ちょっと前から)の時点で今度はそれぞれの刀工のコンセプトという意味で地域色が出てきたということかなぁ。
五伝ってのも鎌倉くらいから新刀以前のものって感じだよね。
江戸になると華美な大阪と実質的な江戸と、あと地方、わりと全国的に分布はしてる。
で、新々刀になると復古というか、実戦刀として意識されていくんですが私清麿に関してはちょこちょこと説明聞いていたんですが、水心子正秀に関しては基本的な話始めてでした…皆前提として名前だけ出しててね、有名なのはわかったけども!