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「古代人と巨大建造物の謎-彼らはなぜ、どのように建てたのか?」武光誠

日本ノ建築 遺跡・古代史 Book

個人的には記録のない平成に入ってからたまたま発掘されたという七道駅路と同じくなぜか周辺施設は記録にあるのにやっぱり建築記録がない大宰府のことが読めないかな、と思ったんですが(巨大っていうとこの辺なのですよ)、んーまあ、1998年(平成10年)だと専門の人でもない限りちょっと微妙か。
比較的新しかったのは出雲大社の古代の姿くらいなんですが、これ建築技術が下がって縮小してったってことが言われてるようなので、その辺も聞きたかったんですが、わりと教科書通りかなー、という印象、ただあとから否定されるような曖昧な推測を扱っていない分、基礎知識を入れるのにはいいのかなぁ。
ていうか前方後円墳って今はのべ何万人もで少しずつ手で運んだってことになってるのか…。墓という説もあったようですが、今はとりあえずそれは否定されてるんだね。
設計図がまずあって、正確な測量技術があり、全く同一のものが同じ計画図であることだけははっきりしているものの、それ以外のことは不明ってことでいいんでしょうか。なんとなくの流行り廃れがあったりここでは三輪山大国主系統の祭壇だと言ってるんですが、まあその辺は微妙かも。発掘品や遺物に関しては慎重だけどそれ以外は推測も混ぜるのね。

五重の塔に関しては目新しいことがなかったんですが、法隆寺などに使われているのだという鉄そのものを錆びさせない技術が不明だとか(黒錆の状態になってるらしいのでステンレスと似てるのかなー、とは思うものの再現不能なんだって)、木造なのになんで300年持ってるんだよとか。古代から少し下った辺りの時代が技術が最強で、その後は年々技術力が下がってるってわりとマジっぽいよなぁ。
そういや古墳がそもそも崩れないのも、今だと再現出来ないのか…なんだかね。