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「平安京」日本の歴史4、北山茂夫

友人が時々平安京の構造を念頭において「つまりここは重要地区」などという話を降ってくるので必要知識として要求されるのでまずこの本を借りて来てみたんですが、やっぱり駄目ですね、平安時代の本でした、正直なところシリーズタイトルを見てそりゃそうだ! と納得しました。
うん、よく考えなくてもそりゃそうですね、日本だと地名が時代区分だもんなぁ。
それとあと、平安京以前も載っている、という指摘もありましたが、まあ時代区分なのであんまり深く気にしなくてもいいと思います、要するに平安京に落ち着くまでの流れも平安時代に含んでしまったほうが客観的にもわかりやすいよね。
正直最近ちょくちょく聖武天皇の時代を読んでいるのですが、どちらかというとこの本で語られていた桓武天皇を見るとどちらかというともう軍くらいしか動員出来ないのか、と思ってしまうなぁ、建築だのなんだのする余裕がない。
というより、地味に藤原氏とそれ以外の対立構図があって、天皇であっても特にその例外でもない、そもそも天皇位の血筋が豪快にぽんぽんすっ飛んでいくのもそのせいでしょうね、その時代の権力者に都合が良い人材が選ばれるというか。

各地での反乱だとか流刑とか、文化人だとかいろいろ触れられてましたが、ある意味で権力そのものの硬直化がこの時代に起こっていて、どれもだいたいその現れ方の形かなっていう気もしないでもなかったなあ。
御霊信仰なんかもこの前後くらいから盛んになりますが、どっちかといえばそんな特に恨みを残したというより、追いやった側が罪悪感を抱くような真っ当な人の死のあとに祟りだと語られることが多いのかもね、しかし各階層満遍なく反乱起こしてるよなぁ。