「京都洛西・洛北散歩22コース」京都史跡見学会・編

この前に同じシリーズの「洛中散歩」を読みまして、あともう少し京都の地形に関わる本を、と図書館を検索していたら「洛東・洛南散歩」が出てきていたので次はそれを読んでみたいかなと思います(予約済み)。それと凸凹地形本と、古地図も予定中。
で、大雑把にこの洛北と洛西がどこかというと、洛北のほうにはもう都市がなく大雑把に山地に突入、洛西というのは大雑把に近江の方向と認識すればいいのかな。
この本の中でも「近江散歩」で詳しいルートが設定されているのでそちらでよろしくね、とありましたし、実際近江の本読んでてもちょくちょく京都と関わってきてたしね。
(ところで洛中と洛北だけは漢字変換が出来るものの、他が変換出来ないのですね、洛中は実際に京都市内なんだろうなとは思うものの、洛北って京都の北でいいのかしら? 別の地名の可能性もあるのかな。)

 

で、この本で気になったのが市内には結構大量にあった神社、というよりひょっとしたら八幡神社関係の関係なのかな? と思わせる宗像三女神関係などの神社が洛北洛西にはほとんど存在せず(一つだけ岩清水八幡宮の元宮ってのがあったけど、どういう意味だこれww)、基本的には五山十刹などの寺院関係がほとんどじゃなかったかなぁ。
というか、今になって思い返してみると市内からそこまで離れていない土地に山地があって、そこからさらに北上するとすぐに海になってしまうような地形なのかこれ。近さのわりには海への言及がほとんどないのは山がそれなりに高いせいかな、と思ってしまったんですがどうなのかな。
歴史関係のものがほとんどないわりに、非常に地味に飛んだ内容になっていて、全体的に捉えるとちょっと興味深いかも、やっぱり現地で実感したほうがいいかな…。