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「秀吉の朝鮮侵略」日本史リブレット034、北島万次

日本近世史 Book
秀吉の朝鮮侵略 (日本史リブレット)

秀吉の朝鮮侵略 (日本史リブレット)

 

 

そもそもさすがに愚行として教科書でも挙げられていたので記憶にはあったものの、一体なんのために行われたのかというと「対馬が朝鮮との交易を行うために属国であるという名目によって行っていた」ところ、対馬を支配した豊臣秀吉がそれを鵜呑みにし。
属国としての挨拶を求めたところそもそもそんな事実が全く存在しなかったために話が紛糾し(ていうか対馬はなんとかしようとはしてた)、そもそも秀吉に明を支配する目論見というのがあったらしいのでそのきっかけにしようと朝鮮に対して攻め入った、というところらしいです、朝鮮側が「それまでの国王を倒し新しい王になったなどと、儒教の影響にない化外の民だから挨拶は出さない」みたいなことを言っていたんですが。
まあ、そうですね、対馬の建前をそもそも信じてたのって秀吉以外にどのくらいいたんだろう、少なくとも家康とかその後の対応見てると100%わかってて放置したよな、現地で戦ってた大名も、さすがに秀吉ほど低い身分でもないしな、と読んでて不安になったよ。

で、さらに言うと韓国の併呑を果たした時に秀吉以来の悲願を果たしたみたいなことを言っていたらしいんですが、思わず欧州の十字軍を思い出しました。
あっちほど長期ではなかったんだけども、救いようのなさでは甲乙付け難い…。
そもそもあちらは戦争する気が全くないんですが、さらにそこで日本に持ち帰るための鼻(首だったものが耳になって、耳だと人数を誤魔化されるので鼻で功績を競うシステム)を削ぐ、農民だろうが庶民だろうが構わず削ぐ、という地獄絵図が展開。
すごく正直に言うと当時のこの侵略軍に対し、同じ人間とも思えなかったと言われたら私も納得だよ、それ以外の感想出てこないよ…。
もう少しこう、教科書できちんと伝えて欲しかったです、落ち込んだよ。