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「京都謎とき散歩-古都1200年のロマンを訪ねて」左方郁子

すごく正直、読み始めた時点のオカルト絡みの話なんかはそんなに悪いとは思わなかったんですが政治絡みの話がなー、なんともなぁ。
日野富子のことを再評価するみたいなところは悪いとは言わないんですが(だってあの人、応仁の乱の初期には争う理由がそもそもないし、なんで戦争の責任被せられてんだ??)(両軍に戦争資金を貸したからって、そんなことで黒幕扱いされてる人って他には皆無なような気がするし、そもそも毎回「なぜ彼女に責任があるのか」の語りが違ってるので責任が彼女でありさえすればあとは自由みたいになってるの好きじゃないなぁ)、吉野太夫なんかに関しては言っちゃ悪いけどもすごく安っぽい。
なにその、計画通り、これも計画通り、全て計画通り!! って。
多分評価を高くしたいがためなんでしょうが、申し訳ないながら少年漫画の主人公思い出したなぁ…(言い回しはこうではないんだけど、実際内容がそんな、デスノートみたいだなぁ、と読みながら考えてたよ)。
なんかもう少し人間らしい感じに描写して欲しかった気がします。
あと、細川忠興千利休に関しては良かったんですが、女性を語るのであろう章で細川ガラシャに関してが二回の夫に裏切られた時のみって、いやいいけど。
正直どう見ても細川忠興メインだと思うよ? いや内容は面白かったけども。
千利休に対しての執着というか愛着というのを読んだのは始めてなんですが、彼の狂気の人生みたいなものがそこからだけで仄見えてとても好印象。
 
あ、あと良かったのが中宮安子、これは最高の内容でした、なんて清々しい嫉妬の表現なんだって、なんて言い草なのw 細川忠興と中宮安子で1冊分の元は取ったかな。