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『奈良市史』通史1

さすがになんで唐突に『奈良市史』を読み始めたのかというと、興福寺という奈良にある寺のことを調べようと思ったらばあまり良い資料がなく(さすがに大きな寺なのであるにはありますよ)、参考文献を眺めていたらば挙げられていたのが市史だったから、というのが理由なのですが。
「通史1」の段階だとまだ作られたかどうかだったので、「通史2」だったかなぁ。
あと、この通史1はなんでも「通史3」ののちに刊行されたそうなのですが、一言で言うと日本の歴史の本でした、平城京が出来るまでの間はあくまでも中心地ではないものの、なんかしらの部分で関わってることが多い多い。
それこそ『日本書紀』とか『古事記』などの段階から言及されているし、市史のわりに地域偏重という風情がほとんどないのでなんだか普段より読みやすかったような気もしないでもないなぁ、というか平城京とそれ以前の都の立ち位置がよくわかっていなかったんですが、平城京はずっと作り続けられていたと認識していいのね。

 

今までの本と違っていたのは古代に触れているのに神仏習合に関しての言及がないこと、京都から見ると東大寺(これが奈良)の建立には岩清水八幡宮(京都郊外)が後ろ盾になっていたよ、と触れられていることもあるんですが、こちらの本からはそれがなかったこと、神社そのものもなぜかほとんど重要なものがない、と言われると確かにそんな感じだなぁ、さすがに八幡神社くらいはどこにでもあるし。
春日大社はあるんですけどね、これも興福寺と一体化しているのでいまいち。
が、寺に関しては詳しかったです、本当に詳しかったです、あとなぜか遣唐使の船の扱いや(従五位が船に与えられた)とか、官位なんかも細かかった、性格かな…。