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「図説 街場の鉄道遺産」近郊・神奈川編、阪和明・文/松本典久・構成/岡倉禎志・写真

図説 街場の鉄道遺産 東京近郊・神奈川編

図説 街場の鉄道遺産 東京近郊・神奈川編

 

 

ところで中央線だけ章が独立していて、地域的な意味なのだろうけれど井の頭線がそのページの中に組み入れられていたり、煉瓦会社の痕跡の「壁」が京王線に残っているよー、とか(びっくりなんのオブジェって言われても、たまに意図わからないものあるよねこの地域)、あと青梅線とかダム工事路線とかは奥多摩括りで、なかなか壮大。
ていうかむしろ気になるのが圧倒的な中央線の絵になる風景の多さなんですが。
うん正直、都内でも煉瓦作りの場所ところどころ残ってるんですよね、ただね中央線のほうが変に凝ったことしてないはずなのに今も絵になるんですよね(たまたま同じシリーズの本を読んだあとで別の雑誌で別の新永間高架市街鉄道の写真を見たんですが、透かし彫りが施されてる煉瓦面が歳月ですっかり薄汚れ…ううん)。橋梁もだよね、別に普通のなんだけど、デザイン駅舎もないし、そもそも中央線は駅舎なんてほぼ建て替えしていて本でも出てこないんですけど、それでも1章別立てで作られる、なんか不思議。
 
他に横浜地区の港湾施設や、デザイン駅舎というより「洒落で作ったら壊しがたくなった」という小田急江ノ島駅やw 江ノ電のころっと可愛らしい手の平に入りそうな駅、この地域はどの路線に限らず古くて小さい初期のトンネルがたくさん残っていたり、橋も結構多いんですよね、ただ、貨物線なんてのはほとんどなくなってしまっているのであくまでも痕跡になっちゃったりしてるんですけどね。
ばらばらっと地域を無造作に取り上げているようでその周辺にもさりげなく触れてくれていますし、気取ったデザイン駅舎が出てくるわけでもなく、本当にその辺にありそうな光景ばっかりなんですけどね。でも逆に、あんまり写真で見たことないんだよな。
このシリーズ結構好きだなあ、もうちょっと増えてくれないでしょうか。