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「祗園祭と戦国京都」河内将芳

私はこの本を主に戦国時代、というより、応仁の乱以降の京都の様子を知る目的で主に読んでいたんですが、そういえば著者さんの主題というか主張していた中にかつて祇園祭は庶民と政治権力との対立の歴史であった、という話が(紙芝居だっけかな? あと映画だっけ)広まってしまい、実際にはそんな対立などはなかったんだよ、ということを訴えたいというようなものがあったんですが。
残念ながら祇園祭は話に聞いたこと、というかニュースで見たことしかなく。
確かに開催に反対はされてるんだよね、でも、それがその前に比叡山のほうが先に行事を行わないとならないという理由によるみたいなことが触れられてまして。
当時の細川政元祇園祭に反対したかっていうとそんなこともなかったよね、という辺りに関してはほとんど完全に信頼してもいいんじゃないかなぁ。
理由はわからないながら、山鉾祭り? みたいな同時に別の行事に関しては比叡山からの反対もなかったのでわりと順調に開けたというような感じの展開していたしね。
 
が、祇園祭を行う八坂神社の性質がまずよくわからず。
その上で比叡山との関係も全く見当が付かず、いや、延暦寺の末寺…かなと思ったんですが八坂神社って神社だよね。清水寺と混ざりましたすみません、みたいな感じでことほど左様に事情がよくわかっていない。
庶民が戦乱ののちに祭りを望み、それを特に権力者が押し留めた様子はなかったよね、開催出来ないのは別の事情だよな、みたいな部分に関しては概ねの疑問はないですが。
ところで私、まともに治世に関わってる細川政元氏(応仁の乱の時の細川勝元の息子)は初めて見ました…この人、悪行以外の部分だとかなり省略されてるよね…。