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「戦国仏教-中世社会と日蓮宗」湯浅治久

鎌倉新仏教とかつて呼ばれていたものが否定されて、という説は聞いたことがなかったように思ったものの、よく考えてみると「一度そう呼ばれなくなったものの、その後また復活して最近は呼ばれ直している」みたいな経緯に関してがこれかな?
要するにあくまでも鎌倉新仏教と呼ばれている一群が勢力を伸ばしたのは戦国時代でしかなくて、と言われていたものが、いやいやそんなことないよ、いつ生まれたと思ってんだよ、みたいな揺れ戻ししたんでしょうか。
あくまで学術的にひっそりと対立があって、みたいな話なので、別に構わないとは思うんですけども、あれかなー、浄土真宗の8代蓮如さんなんかが新風と思われたみたいな話じゃなかろうかこれ。
あそこに関してならばそれまでとは違う本願寺を中心にしたスタイルを展開し、各地の一向宗を従えたって形で戦国仏教と呼ばれるのに相応しい風情もあるしねぇ。
ただ、日蓮宗なんかは確実にそれ以前からぼこぼこ増えてるし。
というか、生まれた時点でそもそも比叡山延暦寺天台宗の中で日蓮さんが学んだというのも知りませんでしたし、その当時、比叡山が浄土宗(浄土真宗とは別)の温床になっていたのでまずそこから攻撃した、というのも知りませんでしたし。

 

その後、日蓮さんの弟子である日親さんが比叡山に喧嘩を売られ東寺東大寺興福寺・金剛峰寺(高野山だよね?)の顕密オールスターに協力を呼びかけて全面対決に至っていたのも知りませんでした、浄土宗への攻撃がそんなことに…。
タイトルのわりに戦国時代に触れる隙間がなかったよ! というのは全くその通りかなと思います、日蓮宗(別名法華宗)はその後どうなったんだろう。