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『日本の美術467 山岳信仰の美術-日光』関根俊一

とりあえずこの本を手に取って「日光東照宮」しか出てこなかったことは本当に反省しているのですが、あと二荒山神社そのものの名前を聞いたことはあったのにこの地と結びつけて認識していなかった辺り。
今まで読んできた、熊野や出羽三山などと同じく山そのものが信仰の対象にされた、ということでいいのかなぁ。
あるいは平安後期くらいからの神仏習合(というより、大乗仏教の日本流入による展開)である修験道よりも山岳信仰そのもののほうが普通に古いのかもなぁ、というのもまあ、ここにある仏具などからも察することが出来るのか。
いやまあ、時代時代による聖地としての役目そのものもあるんですが、それ以前にまず山に対しての信仰があって、というところが始まりだというのが同じ題材で三冊ほど読んできてようやく飲み込めた気もします。
パワースポットなんて言い方すると安っぽくなりそうだけど、要するにまあ、なんか特別な土地のような気がするみたいな周囲の意識の問題だよね、多分。
 
で、あと男体と女体と太郎というセットが山岳信仰と結び付いている(そして仏教に対比するための仏が存在する、この仏そのものには、なんか意味あるのかなぁ? 女体も普通に仏いるんですけどね)のがちょっとよくわかってないんですが。
あるいは補陀落信仰が関係しているのかなぁ、それとあと、山のことを人体と例えるみたいな考え方もあるよね確か。
体内に入ることを鉱山開拓に例えるみたいな話も読んだことがあるんですが、この辺も信仰美術と結び付けて研究されているのかなぁ、気になる。