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『権力の館を考える '16』#5「地方の館」

とりあえず二度途中で意識が逸れて見直す嵌めになってしまったんですが、最後のほうの新都庁の辺りを見ていてなんとなく納得、要するにここの講義の御厨さんって新都庁が好きじゃなくて「磯崎新の新都庁案」が好きな部類の人なのね。
大雑把に威容を誇る上へ上へ、という建築が今の新都庁。
横へ横へ、住人たちにも受け入れやすいものにしようぜっていうのが磯崎新さん。
とはいえ、主にこの回で扱われていた明治初期の各県庁舎が威容を誇ったって部分には特に違和感はない、というより、それがあくまでも時代の流れだってことは認めているわけなんだよね。
そして、沖縄県庁舎は要するに米国からの返還後に作られたので過渡期だと認識し、そのあとに作られたという名護市の市庁舎が開かれた作りであるということに重きを置いている(ここを引き合いに出してたのは佐藤さんでしたが)。
つまるところ新都庁は時代遅れだったんじゃないのかなー、と言いたいのかもね。
まあ、前の都庁が職員を入れられなかったのは各種要因があったせいで建築家とかのせいじゃないらしいんですが、同じ建築家(丹下健三さん、唯一の敗戦時代の建築家って言われてる人やね)が担当するのを嫌がったってのは有名らしいねw
 
三重県庁舎は中央官庁の造りを真似て、非常に綺麗にまとめ上げ。
山形県庁舎はだいぶ意欲のある県令だったせいかいまだ見たこともないような洋式を模したなんちゃって洋式になってしまい、みたいなことが触れられていたんですが、あとはまあ、前時代の建物をぶん取ってそのまま使ったりしてたよ、とかね!
沖縄の県庁舎あれだね、首里城を使う計画だと面白かったよなぁ、それは見たかった。