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「北辺の海の民・モヨロ貝塚」遺跡を学ぶ001、米村衛

北辺の海の民・モヨロ貝塚 (シリーズ「遺跡を学ぶ」)

北辺の海の民・モヨロ貝塚 (シリーズ「遺跡を学ぶ」)

 

 

そもそもこのシリーズを読み始めた理由ってなんだっけ? どちらかというと興味が中世以降に偏っていて、そこに関してはあまり文献史料(確定してないものって意味ですが、文字はあるよ文字は結構たくさんあるよ!!)がないもので、物の記録に残るのがわりと自然な選択だったってこともあるのかなぁ。
あとあれ、どうもわりと現在進行形で考古学に関しては更新されているらしいということに気付いたのも大きいのではないかなと思うんですが。
ここの出来事って要するに考古学に関しての近代史の1ページって認識でいいのかなぁ、あんまり古代史に関しては興味がなかったんですが、これは非常に面白い話でした、あれだね、苦手なのが主に邪馬台国の場所などに代表される水掛け論で、それ自体も案外学説の進展には有効だということはわかっているものの、素人が読むものでもないじゃないですか、いつひっくり返されるかわからないというか。
(まだしもどっちかが正解ならいいんだけども、両者問題外になることもあるw)
 
この遺跡そのものはそもそもアイヌ文化に憧れた青年が、ほとんど知識皆無で北海道に渡り、その地で自分の生家である理髪店の経営をしながら情報を集め、奥地に向かい、そこで現地の人くらいにしか知られていなかった遺跡を見つけ出し。
まあ、この経緯だと当然アイヌ民族のものだと思ったんでしょうが、結局のところその彼の細かい調査によって別の血統ではないかということが判明していくような過程が描かれていたんですが、どの国でもこういうアマチュア研究員みたいな人の手によって考古学が進展するみたいな経緯ってあるよねぇ、なんでか。
個人的にはアイヌ系ではないと言い出した学者さん好きだな、最終的には間違いでもね。