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「戦国と宗教」神田千里

ちょっと前に同じ著者さんの浄土真宗本願寺派に関しての本を読んでいたので仏教の本かな? と思い込んで借りてしまったんですが、どちらかというとこの時代の神仏に関しての同時代人たちの態度や、新興宗教としてのキリスト教に関しての扱いなど、タイトルに相応しい全般的な内容だったんです、が。
個人的にはこの時代に進行していたという南米での侵略行為が日本に情報として伝わっていたこと(南米の本読んでるとたまに触れてるよね)、それと出来ればイエスズ会という単位で扱っていたらもっと良かったな、という部分と。
確かにこの時代に関しては宗教融和的な思想が主流で、織田信長豊臣秀吉がちょくちょくその手の禁令などを出していた、というのはわかるし、大名に関してもあまりどの宗教を選ぶなどということがなかったというのは結果としては正しいのであろうものの。
日本で宗教単位での争いがなかったかというと、うーん、という感じ。
それこそこの時代までの法華宗は他所の宗派に戦いを挑んじゃあ潰すみたいなこと繰り返していたみたいにも聞くしなぁ。
あんまりその手の争いが民衆から見て歓迎されていなかった側面はあるのかもしれなくても、実際その手の戦闘的な宗派が結構栄えてる現実もあるし、ちょい言葉足らずなような気も、というか、著者さんはわかってると思うし、キリスト教に対しての扱いに関してそのような融和的行動を取れば禁制はしない、という表現のほうがわかりやすかったんだろうなー、とは思うものの、まあ全体で見ると若干の違和感が。
 
というか、ただの後世評価って言われてましたが、織田信長って同時代人にも普通に宗教破壊者として見られてたのね…、というか神仏の一つとして扱われてる気もww