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「謎とき平清盛」本郷和人

日本中世史 Book

正直なところ五味さん周辺の研究者を見ているとあくまでも一つの説は「特定の部位を説明するもの」であって、その説にいかに合致するのかというような捉え方をするものではないという感覚だったので久々に権門体制論(てか、さすがに古くないこれ?)に鋭く反論するというのを見て面食らってしまった部分はあったんですが。
いや、最終的には棚上げにしていたんですけどね、一通り論じて自説を述べて棚上げ、というのは信用出来る態度なんですが。
正直こういう気質が素人受けするのかなー、という気も。
ぶっちゃけ、奥さんのすぱっすぱっとした意見だと、学徒はともかく、あんまり面白みというか興奮はしないだろうしね。
どっちかというと平清盛白河法皇落胤だろうがそうでなかろうが、特にドラマではどっち選択してもいいんじゃないかな。というのは好感が持てたんですが。
白河法皇の愛人を下げ渡されたのは史実と見做してよく。
さらに当時からその噂があったんだよね、という話にも触れておいて欲しかったかなぁ、結論はどっちでもいいんですけどね。別に興味ないし。
 
あと逆に高い評価が出来るのは清盛や同時代の源頼朝よりも二世代だっけ? 権力基盤を持ち始める段階から推論を含めて説明していたところで、この情報は使えないんですよねぇ、というかドラマに出てこないんですよねぇ、という辺り。
いやいや面白かったです、というか外れてても誰が責められたものでもない。
それと最近語られている「源平」合戦ではない、源氏と平家の争いとなったのは終盤にすぎないという意見も、これは今までで一番わかりやすくて良かったです。