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「完訳フロイス日本史(6」ザビエル来日と初期の布教活動-大友宗麟篇1、ルイス・フロイス

えーと、そもそもシリーズそのものが大友宗麟篇をラストに、織田信長篇から始まって豊臣秀吉篇と続いていたんですが、ここに来て1巻で少しだけ見た(確かフロイスさんの来日前後だけ入ってたんじゃなかったかな)時代の続きってことになるのかなー。
というか、あとの時代みたいな偏狭さがなくてだいぶ読みやすかったし。
度重なる迫害やら確かに理不尽な扱い、正直なところあまり治安が良くない中で荒んでいくところを見ていたほうがのちの態度の変化も受け入れやすかったんじゃないのかなぁ…。
まあ、あくまでも織田信長とか豊臣秀吉(なんで徳川家康がないのかというと、その時代になるとわりと記録が残ってるから)の同時代資料として価値が見出されて、そもそも全て読む必要がないだろう、という観点だから仕方ないんだけどね。
イエスズ会の同士が「冗長」って本国送らなかったくらいだから、まあ、うん。
この時代のキリスト教と日本について、という意味だとこの巻は外せないし、今まで若干「この人を信用してもいいんだろうか」と思っていたのはわりと覆った感じです、これだけいろいろ嫌な目に遭ってたらなぁ、確かに気持ちも挫けて普通だわ。
 
この巻では初めて来日したザビエルさんやその有力な同行者であったトーレスさんなど(イエスズ会で良かったよね確か)、本当に初期の話が語られていたり、寺院が実際にちょくちょくやって来た妨害活動なんてのも触れられてます。
あとあれ、当人たちにはその意識はなかったものの、結果的に本国(支援を受けていたのはスペインが主)の植民地支配に間接的とはいえ関与してたことも自覚してたんだなぁ、というのがむしろプラスの意味で評価したいところ。
このあとだんだん日本の文化を見下していくようになるのは、まあ、庇いにくいけども。