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「双頭の鷲(上」佐藤賢一

正直なところナショナリズムの台頭はあれど、「この」流れとはあまり関係のないところから生まれてきたというか、この“百年戦争”そのものがむしろ両国民に“イギリス”(というかイングランドですが)、“フランス”の意識を生じさせたのかもしれないねぇ、とい…

「暗い森」アーロン・エルキンズ

世界で唯一、と言われる(へー)針葉樹林の“雨林”の中で、6年前にハイカーの男性が2人消え、また最近消えた17歳の女の子を探していたところ人骨を発見、そこにあったのはカリフォルニアの特徴を持つインディアンの籠と、100年ほど使われていたらしい…

「くそったれ、美しきパリの12か月」スティーヴン・クラーク

あくまで小説であってノン・フィクションではないのですが、いわゆる解説にも「どっちかわからん」というようなことがわざわざ断ってあるように、なんとなく居心地の悪い思いを多分皆するのではないのかな、というか、アメリカ人の“悪友”が出来た辺りが転機…

「「独り残った先駆け馬丁」亭の密会」警視リチャード・ジュリー7、マーサ・グライムズ

この話の中で印象に残ったのは多分目撃者なのだろう(見たのか見てないのかはっきりしてない気がする、犯行時に近くにいて、犯人が見た人物ってことかな)華やかな存在感を誇る女性の姉で、しかし、彼女と事件の位置関係からして、どうも彼女の語りでページ…

「「跳ね鹿」亭のひそかな誘惑」警視リチャード・ジュリー6、マーサ・グライムズ

いつものように雑然とした事件背景(とどう贔屓目に見ても事件にさして比重があるとは言えないただの関係者諸々、面白いからいいけど、というより、、、ひょっとしたら、ぎりぎりまで事件に関係あるかないか隠すためにわざとやってる気も...orz)(逆に、作…

「沈黙のメッセージ」マイロン・ボライター1、ハーラン・コーベン

スポーツ・エージェント物として面白かったというと疑問だし、いわゆるハード・ボイルドに突っ込んでしまうにはちょっと超絶お金持ちでずば抜けたハンサムで、表情がなくて主人公だけには心を許している(らしい、けど、なんか獣が懐いてるレベルでなにがな…