遺跡・古代史
友人が時々平安京の構造を念頭において「つまりここは重要地区」などという話を降ってくるので必要知識として要求されるのでまずこの本を借りて来てみたんですが、やっぱり駄目ですね、平安時代の本でした、正直なところシリーズタイトルを見てそりゃそうだ!…
すごく大雑把に海外との交流ってこの北九州(大宰府とか博多とか)ルートと、それと東北ルートとにばっつり別れてしまうものだと思うんですが、なんか南九州からの上陸とか、沖縄とかのルートって聞かないんだけどもなにか私が理解していない海流とか拠点の…
黒耀石の原産地を探る・鷹山遺跡群 (シリーズ「遺跡を学ぶ」別冊) 作者: 長門町立黒耀石体験ミュージアム 出版社/メーカー: 新泉社 発売日: 2004/09 メディア: 単行本 クリック: 13回 この商品を含むブログ (1件) を見る 非常に古くから人間と縁があって、い…
原始集落を掘る・尖石遺跡 (シリーズ「遺跡を学ぶ」) 作者: 勅使河原彰 出版社/メーカー: 新泉社 発売日: 2004/03 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る もともと遺跡があることが戦前から(なにしろ宮家の人がわざわざ来るくらいだしね)あることは…
個人的には記録のない平成に入ってからたまたま発掘されたという七道駅路と同じくなぜか周辺施設は記録にあるのにやっぱり建築記録がない大宰府のことが読めないかな、と思ったんですが(巨大っていうとこの辺なのですよ)、んーまあ、1998年(平成10…
赤城山麓の三万年前のムラ―下触牛伏遺跡 (シリーズ「遺跡を学ぶ」) 作者: 小菅将夫 出版社/メーカー: 新泉社 発売日: 2006/09 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る この群馬の「岩宿時代の遺跡」は(そういうまとめ方されてます、この遺跡だけで特…
まあ私にとっては全く価値のない本ではなかったものの(恣意がないって言っていたように少なくとも善意に基づかれて書かれているからだろうし、一番の論説のもとになっていた縄文人と弥生人との共存に関してはちゃんとした内容だったからだと思う)、正直言…
読みながらなにか違和感があったんですが、昭和48年(1973年)だと正直なところ出雲での大規模な銅鐸の発掘よりもはるかに前なので、むしろこの程度のブレ(分布地図を見るまで違和感程度だったからなぁ)で済んでる分だけだいぶ良かったのかなぁ。あ…
吉備の弥生大首長墓・楯築弥生墳丘墓 (シリーズ「遺跡を学ぶ」) 作者: 福本明 出版社/メーカー: 新泉社 発売日: 2007/02 メディア: 単行本 クリック: 1回 この商品を含むブログを見る この本を読む前に備前地方と出雲の関係のような部分を話していまして(結…
正直「王朝」の言葉に若干の警戒をしながらページを開いたんですが、そうだね、失礼しました、もともと門か屋敷はあったって記述のある場所で(用語に関して大和政権に遠慮をした可能性が、というのは正解ではなくても仮説の説得力としては十分)、しかも近…
とりあえず私が住んでいるのがこの本の中で南武蔵と呼ばれている地域のようなんですが(まあざっくり東京都の地域かなって)、著者さんやそもそもこの本の出版社さんは埼玉県寄りなので北武蔵、で、まあ、話はだいたい北武蔵を中心です。まあただ、南武蔵っ…
法隆寺というのはものすごく大雑把に聖徳太子が作ったというコンセプトになってる寺院で(疑ってるわけではないんだけども、移転したり建て替えしたりするので微妙によくわかってないの、元興寺にはなったのなってないの?)、東大寺は全国にある国分寺の親…
律令体制を支えた地方官衙・弥勒寺遺跡群 (シリーズ「遺跡を学ぶ」 46) 作者: 田中弘志 出版社/メーカー: 新泉社 発売日: 2008/05/01 メディア: 単行本 クリック: 1回 この商品を含むブログを見る 正直読み終わった時点でなにを読んだのかがわからなかったん…
東国大豪族の威勢・大室古墳群 群馬 (シリーズ「遺跡を学ぶ」) 作者: 前原豊 出版社/メーカー: 新泉社 発売日: 2009/12 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る この前に読んでいた同じシリーズの埼玉古墳群で、確か律令制の完成(8世紀くらいでいい…
鉄剣銘一一五文字の謎に迫る・埼玉古墳群 (シリーズ「遺跡を学ぶ」) 作者: 高橋一夫 出版社/メーカー: 新泉社 発売日: 2005/05 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る そもそもこの埼玉古墳群で「金字の銘」が見つかったという1987年というのがい…
古代東北統治の拠点・多賀城 (シリーズ「遺跡を学ぶ」) 作者: 進藤秋輝 出版社/メーカー: 新泉社 発売日: 2010/02 メディア: 単行本 クリック: 3回 この商品を含むブログ (2件) を見る この本の中で出てきた「柵」というものがよくわからなかったんですが、…
古代出雲の原像をさぐる・加茂岩倉遺跡 (シリーズ「遺跡を学ぶ」) 作者: 田中義昭 出版社/メーカー: 新泉社 発売日: 2008/12 メディア: 単行本 購入: 1人 クリック: 1回 この商品を含むブログを見る 銅鐸って確か昔聞いた時点では祭事のための道具ではないか…
そもそもこの天皇への興味は国分寺と国分尼寺の建立を命じたのもこの人、というものがあったんですが、いまいち意図みたいなものがわからないんだよね(護国って言われれば護国なんでしょうが、全国だぜ)。で、この三つの都を作った理由もいまいちわかって…
藤原仲麻呂がつくった壮麗な国庁・近江国府 (シリーズ「遺跡を学ぶ」) 作者: 平井美典 出版社/メーカー: 新泉社 発売日: 2010/03 メディア: 単行本 クリック: 4回 この商品を含むブログを見る 奈良時代の藤原仲麻呂、と言われても確かに名前は聞いたことはあ…
九州の博多近くにあって(というより、博多がどうも大宰府の影響で出来たみたいに語られていたんですが、ありえない話でもないのかな)、九州の地を統治する役にも預かっていたんじゃないのかなぁ、と推測もされている大宰府なんですが。わかっているのは「…
この手の遺跡の本というのはあんまり読んだことがなく、前に読んだ鎌倉街道の本がなかなか難物だったんですが、この少し前に読んでいた武蔵国分寺の本と同じように「国分寺市もうちょっと頑張ってくれ」な内容でした、国府があった(けどどこだったかはさっ…
最近、武蔵府中に興味が出て、いろいろ地域の資料や古代の文献などを読んでいるものの、本来国府と必ずセットになって位置が示されることの多い国分寺の存在がなぜか妙に武蔵国では薄く、でもまあ、地名にはなってるよねぇ? でも発掘されたのは最近とか、道…