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「あなたの知らない神奈川県の歴史」歴史新書、山本博文・監修

あなたの知らない神奈川県の歴史 (洋泉社歴史新書) 作者: 山本博文 出版社/メーカー: 洋泉社 発売日: 2012/04/06 メディア: 新書 クリック: 10回 この商品を含むブログ (2件) を見る 比較的この地域(神奈川県、というか)の本は読んできたように思うものの…

「あなたの知らない細川家の歴史」歴史新書、渡辺誠

あなたの知らない細川家の歴史 (歴史新書) 作者: 渡辺誠 出版社/メーカー: 洋泉社 発売日: 2014/06/06 メディア: 新書 この商品を含むブログを見る このレーベル、正直本屋などでもちょくちょく見かけるのですが見た目とタイトルがタイトルでなかなか信用す…

「和菓子」子どもに伝えたい和の技術4、和の技術を知る会

和菓子っていうと正直なところ、小さいのにかなり値段が張るものという印象で、まあ、この本を借りたのも現在ぽちぽちと趣味でやっているミニチュア作りの一貫の参考になればいいかなー、という程度の動機だったんですが。まず、材料名にほとんど見覚えがな…

「あなたの知らない宮城県の歴史」歴史新書、山本博文・監修

あなたの知らない宮城県の歴史 (歴史新書) 作者: 山本博文 出版社/メーカー: 洋泉社 発売日: 2013/03/06 メディア: 新書 この商品を含むブログを見る ええと、すごくざっくりと大昔は陸奥だったんだよーん、というところや、そこに多賀城があったんだよねぇ…

「江戸300藩 物語藩史 九州篇」山本博文・監修

江戸三〇〇藩 物語藩史 九州篇 (歴史新書) 作者: 山本博文 出版社/メーカー: 洋泉社 発売日: 2015/12/03 メディア: 新書 この商品を含むブログを見る 正直なところ黒田家(外様の大藩)、細川家(同じく外様だけどひょっとして黒田家の押さえかこれ、全く地…

「頼朝の武士団-将軍・御家人たちと本拠地・鎌倉」細川重男

頼朝の武士団 ~将軍・御家人たちと本拠地・鎌倉 (歴史新書y) 作者: 細川重男 出版社/メーカー: 洋泉社 発売日: 2012/08/04 メディア: 新書 この商品を含むブログを見る そもそも正直なところ今の時点でも知名度があるのが弟の源義経のほうなので(それすら知…

「管領斯波氏」室町幕府の研究1、木下聡

とりあえず私がもともと知りたかったのは畠山氏だったんですが(室町幕府の三管領の)、今更そこまでせせこましいことは言うつもりはないものの、やたらと悪目立ちする細川と、なんかいい意味でも悪い意味でもあんまり目立たないんだけどもだいたいずっとそ…

「今昔:鉄と鋳物-日本刀・茶釜・大仏・鐘めぐり」塚原茂男

この前後にちまちまと読んでいたせいでなにがどれだったのかの記憶が薄いんですが、技術を見に行ったり実物を中心に展開している本だったかなぁ、遺跡中心にしていた本なんだったっけ…あ、そうか、冶金考古学の本か。中で覚えているのが鐘の章で、これのなに…

「江戸300藩 物語藩史 中国・四国篇」山本博文・監修

江戸三〇〇藩 物語藩史 中国・四国篇 (歴史新書) 作者: 山本博文 出版社/メーカー: 洋泉社 発売日: 2015/09/05 メディア: 新書 この商品を含むブログを見る この本をここまで読んできて微妙に感じたのが主要街道がいまいち認識されてないね? というところな…

「藤原定家の時代-中世文化の空間」五味文彦

AだBだ、しまいにはCだという架空の人物が出てきてディスカッションを重ねるというスタイルそのものはまあいいとは思うのですが、そのことに関しての言及が全くなかったので不信感に駆られて危うく本を投げるところでした。で、読み終わってから気付いた…

「富士山文化-その信仰遺跡を歩く」竹谷靭負

正直なところわりと面白かったものの、江戸以前の富士関係の信仰に関して全く触れられていなかったので残念かも、と思っていたらば、そもそもそのすぐ側まで行っていたというのに「ミーハーなものには関わらない」とばかりに得意満面で素通りしていてさすが…

『奈良市史』通史3

この巻は通史の中で最初に完成した、というのは図書館で検索している時点でなんとなくわかっていたんですが、通史2巻の終わりの辺りで松永秀久とその主家であった三好家との争いで東大寺が燃えてから(一応この巻にも言及はあるものの)、江戸時代を産業を…

「女性天皇」滝浪貞子

基本的には女性天皇というのは「つなぎ」の存在であり(通常の天皇と全くの同格だった、という意見には反対の著者さん、ただし、権威や権力そのものがなかったはずだ、という論説にも反対)、要するにその本命となる対のような存在がいるのだ、ということを…

「江戸300藩 物語藩史 北陸・甲信越篇」山本博文・監修

江戸三〇〇藩 物語藩史 北陸・甲信越篇 (歴史新書) 作者: 山本博文 出版社/メーカー: 洋泉社 発売日: 2015/05/08 メディア: 新書 この商品を含むブログを見る んー、まあ悪い内容ではないんですがちょっとやっぱり前田家加賀藩に関してが物足りないかな、前…

「藤原京千三百年-飛鳥・奈良の宮都」小松左京/石倉明

まあ最近ちょっとばかり古代史において瓦脳になっていまして(一番客観的に分析出来るの瓦だと思う、まず瓦で事情を絞っておいてから判断するのがいいんじゃないかなぁ)この本を手に取ったのも正直なところ「藤原京が瓦屋根が始めて導入された都市だから」…

「近江から日本史を読み直す」今谷明

まず琵琶湖がありまして(滋賀県も近江も、琵琶湖をメインで認識したほうが早いわ正直)、琵琶湖そのものが北陸すらの水運によって近畿圏とつながり、その北側の湖畔に七道である東国と通じる東山道と北陸道が合流、そこに便利だからって東海道が寄せられて…

「聖徳太子と鉄の王朝-高句麗からよみとく飛鳥」上垣外憲一

最近ちょくちょく物部氏だとか、蘇我氏に関しての記述を見ることがあるんですが、えーと、先に蘇我氏と対立して滅ぼされたのが物部氏で、「大化の改新」で倒されたのが蘇我氏、でしたっけか(中大兄皇子と藤原鎌足とが結託したという)。で、えーと、仏教の…

「出雲と大和-古代国家の原像をたずねて」村井康彦

この本を読んでいてびっくりしたのが「興」の字はもともと国府という意味であり、ということと(奈良にある興福寺ってそう受け取っていいのか、時代的に関係ないものもあるとは思うもののその時代が近い)、それとあれですね、古代の吉備が出雲と国境を接し…

「江戸300藩 物語藩史 近畿篇」山本博文・監修

江戸三〇〇藩 物語藩史 近畿篇 (歴史新書) 作者: 山本博文 出版社/メーカー: 洋泉社 発売日: 2015/03/05 メディア: 新書 この商品を含むブログを見る ここまで読んできて東北は多分伊達家の仙台藩、関東は水戸徳川家の水戸藩、で、北陸は飛ばされてるので(…

『奈良時代MAP-平城京編』

平城京と表現する時はわりとだいたい「平安京以前」ということになることが多いのですがわりとこの本もそんな感じ、都の範囲が小さいというか、天皇一代で宮をいくつか作るよみたいな程度の話っぽいんだよね。で、この本の中でも触れていた藤原京は中核部分…

「冶金考古学概論」神崎勝

そもそもこの冶金(治だと思ってましたw)という単語の意味を読み終わったあとも知らなかったので今検索してみたんですが、鉱石から金属を精製、加工すること、と挙げられていたんですが、砂金も含めていいものかどうかがちょっとわからない…。あと、私には…

『奈良市史』通史1

さすがになんで唐突に『奈良市史』を読み始めたのかというと、興福寺という奈良にある寺のことを調べようと思ったらばあまり良い資料がなく(さすがに大きな寺なのであるにはありますよ)、参考文献を眺めていたらば挙げられていたのが市史だったから、とい…

「江戸300藩 物語藩史 関東篇」山本博文・監修

江戸三〇〇藩 物語藩史 関東篇 (歴史新書) 作者: 山本博文 出版社/メーカー: 洋泉社 発売日: 2015/01/09 メディア: 新書 この商品を含むブログを見る 北海道・東北篇に続いての刊行ではないかと思うんですが、ここまでは北から順で、このあとは近畿になって…

「京都のお寺神社謎とき散歩-歩いて訪ねる古都のご利益さん」左方郁子

まあ正直なところこの人の「お寺神社」ではないほうの『京都謎とき散歩』を読んでいた時には出版年のわりにはというか、だいぶ更新されていない内容に面食らったようなところはないでもなかったものの(しかしそもそも、お寺神社ではないほうの巻ですでに結…

「江戸300藩 物語藩史 北海道・東北篇」山本博文・監修

江戸300藩 物語藩史 北海道・東北篇 (歴史新書) 作者: 山本博文 出版社/メーカー: 洋泉社 発売日: 2014/11/06 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログを見る まあざっくりこの前に読んでいた「外様大名」が面白かったんでもうちょっと読んで…

「神武と応神「祟り王」の秘密」新史論/書き替えられた古代史2、関裕二

あれですね、私1巻の内容を勘違いしていて北九州に大和の出先機関があると主張していると思っていたんですが、北九州にヤマト政権と同じ形式のミニ施設があったことをその根拠として「我々こそが倭国(ヤマト)の支配者である」と偽称した卑弥呼率いる邪馬…

「武士と荘園支配」日本史リブレット24、服部英雄

武士と荘園支配 (日本史リブレット) 作者: 服部英雄 出版社/メーカー: 山川出版社 発売日: 2004/10 メディア: 単行本 クリック: 10回 この商品を含むブログ (2件) を見る これがなんの本か、ということを改めて考えた時に(要するに武士に関わる環境を上から…

『日本の美術216 大宰府跡』石松好雄・編

そもそもこのシリーズが「日本の美術」だったのでどういう観点で大宰府が扱われているのかわからなかったんですが、うーん、特にデザイン方向からのアプローチではなくて普通に遺跡発掘メインということでいいのかなこれは。考えみれば古代史に関してや遺跡…

「京都謎とき散歩-古都1200年のロマンを訪ねて」左方郁子

すごく正直、読み始めた時点のオカルト絡みの話なんかはそんなに悪いとは思わなかったんですが政治絡みの話がなー、なんともなぁ。日野富子のことを再評価するみたいなところは悪いとは言わないんですが(だってあの人、応仁の乱の初期には争う理由がそもそ…

「外様大名40家-「負け組」の処世術」榎本秋

外様大名40家―「負け組」の処世術 (幻冬舎新書) 作者: 榎本秋 出版社/メーカー: 幻冬舎 発売日: 2010/11 メディア: 単行本 クリック: 6回 この商品を含むブログ (3件) を見る 大雑把に新書は軽めおやつとして読んでいるのでそれほど手に取ったことに大した意…