ww2/戦前史

「スペイン−フランコの四〇年」J・ソペーニャ

さっくりと独裁者さんの本ですが、正直、彼のせいというよりはこの時期のスペインが「独裁じゃ無理があったんじゃね?」というのがまだしも正しい見方なのか、フランコさんには独裁者が必要だ、という意識はありましたが、なにかしらの特定の思想を国に押し…

「バトル・オブ・ブリテン」リチャード・ハウ&デニス・リチャーズ

“イギリスを守った空の決戦”というのは第二次世界大戦時のドイツとの本土決戦のことを指して呼ぶそうなのですが(BOBなんて略語まで存在するよーですよ)、えーまあ、要するにナチスなドイツ軍は、ソ連に行く前にフランスを平らげたあと、さっくり短期間でイ…

「戦中ロンドン日本語学校」大庭定男

誰か適当なところでちょっとくらい止めろっていうか、いくらなんでもこうまで日本への愛にだだ溢れた教官さん(多分一番偉い)はどうかと思うというか。えー、そもそもなんの本かと言いますと、「対日」に備えて兵士に日本語を教えた学校の本です。 そしてピ…

「輸送船入門」大内建二

“日英戦時輸送船ロジスティックスの戦い”が副題、主に日本が戦争終結までどれだけボロく沈められたか、という話が前半。後半でドイツのUボートにどれだけしつこく付け狙われた、というところからそれを跳ね返すシステムを構築、戦後の船舶の技術にも貢献し…

「日英同盟−同盟の選択と国家の盛衰」平間洋一

少なくとも、かつて同盟してた国と戦争にまで至ったんだから中国はよくないよ! というのは日英同盟の本で語るべきではないよーな気はしました(日本とイギリスのことはベタ褒めです)、あと、海運国は周囲が海だから高い見識があるというのは日本の不明っぷ…

「戦闘機「隼」−昭和の名機その栄光と悲劇」碇義朗

飛行機に関る人間て皆そんなか! と突っ込みたくなってしまうようなそんな本でしたがぁ、多分この筆者さんが他にも戦闘機関係の本を書いているからってだけですよねー、気付いたら日本が戦争に負けてたって状況になっちゃってるのは。 ええ、なに?! 寝耳に…