『マリン・マシーン』#5 ワーク

水中の仕事全般、というよりは(今までの回だって全部お仕事だもんね)、職業ダイバーさんの回という感じだったわけですが。数ヶ月単位で圧力室で暮らす特別なダイバーがいるんだよ、というのに芯からびっくりしました、、、ダイバーの圧力室ごと船で運び、緊急時にもまた特別の圧力救助船があるそうな、すげー。
基本的に深く潜ると人間の身体に水圧が掛かる、というのは知らなくても聞けばわかると思うんですが、むしろここから地上に戻ってくる時に“減圧症”というものに掛かってしまうそうなんですよ、なんでも血液中に溶けている窒素かな? 圧力によって液化したガスが(多分加圧に耐えるために必要な身体の仕組みなんだろうね)、圧力がなくなることによって気化、血管に気体が溜まる、でここで身体中を巡るポンプに空気がぽこぽこ詰まったらどうなるか、ということを考えれば減圧症ってわかるんじゃないでしょうか。
しかしこれ、一度聞いたら理屈はわかるんですが、なにが起こってるかって最初全然わかんなかったでしょうね。そういや、ダイビングする時に絶対に急激に上昇するな、ということはよく言われますね。


とある海上油田ではアメリカの海軍が出したタイムテーブルを使って、200秒以内に加圧室に潜り、数時間掛けて徐々に減圧、そうすることで翌日元気に働けるそうな。
って、それもそれで身体辛そうですね、大変だなぁ。
他に、視界の利かない湖での事故死体の捜索。
下水処理場での地味ながら鬼気迫る中での施設の管理、いや、しぶきが掛かるだけでどんな病気に掛かるかわからないって見た目のわりに怖い仕事だなぁ; 視界はビーフシチュー並みの色、汚泥が溜まって水門が開かなくなるような超シビアな世界です。