『天国からの最後の歌声』#1

パプア州−Wikipedia
いや、情熱そのものはけしてわからないでもないんですが、なんでそもそもこんな政治的に不安定な土地を選んで行くのかな。というか、お金を要求された時に払わないほうがいい、という頭はあるみたいなんですが武器持ち出される前に払ったほうが。。。
わかんなかったら、表に立たず、誰かに助けを求めてその人に間に立って貰うのが無難だと思うというか、まずその小奇麗な格好をなんとかせいとしか言えないというか。
パスカルがいたらなー、と泣き言洩らしてましたが、彼とセットだと上手く行ったってことだよね。いや、親友ってのは疑ってませんよ、古い土地で消えるものを惜しむ気持ちなんて村人に当たり前に存在するわけがなく、音楽の流通にも遠い土地でわざわざやってくる西洋人なんてお互い大事に決まってるじゃない(北アフリカ出身なら、パリの有名人だったろう、という言葉はなんというか、皮肉っちゅうかままならないというか)。
ある程度、身体が丈夫で忍耐強いからって過信しちゃったんかなぁ。


南太平洋の地で、消え行く少数民族の歌を収録したい、という思いを抱いた、どっかのわりと売れてる音楽プロデューサー、でも初めて14年目だというので年季入り。
ちょっくら軍隊とかクロコダイルとか、ヒルとかマラリアを媒介する蚊とかいる土地でもけろっとはしてるんですが、押し弱い。いい人なんだけどなぁ、通行税として金毟られるわ、村に着いたら病気を治せ自分の足をなぜ優先しなかった、そして金を払え。次に来る時は医者を用意してくるように、と要求が次々と。
彼らは始めて会う白人に親切です、とその後で呟くのですが、うん、親切な人もいたのに別のが毟ってって台無しだったね。いいからパスカル君と来なよ(Vol.2へ続く模様)。