『インサイド9/11』#4 エンド・ゲーム

国防省に(あの五角形の建物ですね、可愛い)三機目の旅客機が突っ込み、ツイン・タワーのサウス・タワーが崩れ、じきにノース・タワーも崩れると悟った消防士たちや避難者たちは、、、ええと、なんで生き残ったんでしょうか、6階まで階段がなんとか残っていて閉じ込められたものの、という消防士さんはともかく(神さまいるかも、とかちょっと思った)、22階にいて気付いたら瓦礫の上だった、という方は意味がわかりません。
というか、滑ったんでしょうか、ご当人も意味わからなかったんじゃないでしょうか。
つーか、証言者の一人だった罪のなく事故に巻き込まれたイスラム教徒はもしかしたらあの場所でユダヤ教徒と一番似ていたんじゃないのかと、ふと思ってしまったんですが(他の人たちよりは当事者に近いという意味で)。一緒に逃げ延びていたら、どんな話をしたのかなぁ。ちょっと気になってしまいました。
四機目の旅客機はその後、そろそろハイジャック犯の顛末が民間にまで満遍なく話が広まったために完全に乗客が覚悟を決めてしまい(どっちにしろ死ぬんだって気付かれたらそりゃそうだよな)、最終的になにが起こったのかははっきりわからないながら、郊外の地に誰も巻き込むことなく墜落、生き残りの人はいなかったそうなのですが。


そしてそんな事故、4回の締めくくりは「1993年の事故では死者の数が足りなかった、国が動かなかった」「完全に対決姿勢を維持するためには、911規模のテロが何度でも起こらないとならない」という国防筋という意見を吐き捨てるように言う証言者の人たち。
間人の死が“最悪の出来事”ではないのかもしれなくても(対戦能力は無傷だし)、相手を殲滅させりゃいいってのは、テロリストよりも性質が悪くない?
ただ、ここに出てきた人たちは特定の誰かを殺しても解決しないって感じてるのかなぁ。