『クローズアップ現代』変わる“世界の工場”中国 #1 外資の選別が始まった

沿岸部から内陸部へ、というのはなんだか新案のように紹介されていましたが、確か経済特区からしてそういうコンセプトで作られていたはずなので(沿岸部から川沿いに内陸部へT字の形で進展、そのままその中間の地域へ、という構想)、かなり古いというか訒小平さんの時代には企図されていたんじゃなかったんだっけか、と考えていたんですが。
いざ台湾のメーカーが行ってみると、周辺に部分メーカーがない、ということでいろいろと障害がw 正直、今の中国の方は経済には強いんじゃないかと思うんですが、さすがに現場レベルのことはわかんないよねー(褒めても貶してもないっす)。
というか、そもそも工業地域ってそういう意味でも有利なのか。


番組の進行さんはどちらかというと非難に偏ってましたが、「残業代と社会保障費の支払い」で工場が潰れてしまうというのは命令者である国を一概に責めてもなぁ。日本だとちょっと無理だろうなぁ、とは思ったんですが(一時的な失業者を増加させないことを優先されますわな)、底を上げるという意味ではそんな間違ってないんじゃないのかと。
沿岸部では誘致企業のレベルを上げ、内陸部では大量生産、労働集約型の企業を優遇、というのは成功する/しないはまあ置いておいて、全体的にはかなりすっきりした方針なのではないのかと。ちゅーか大雑把にですが、日本の過去のやり方に似てるような、日本の経産省不要論があるそうなので中国にあげたらいいのに、と母親が言っておりました(冗談です)(というか不要論も通産OGの母上が、割り切った省庁だよなぁ)。
IT系、ソフト産業というのは今の時代に最適か、ということはちょっと疑問ではあるんですが、中国ってそもそも自前の市場を抱えてるからなあ。そして生産工場の入れ替えをする目的の一つに環境配慮、という面もあるそうですよ。あー。