『クローズアップ現代』変わる“世界の工場”中国 #2 日本企業 迫られる選択

前に読んだ金融関係の小説がベトナムが舞台で、確か≪アジア通貨危機≫を契機に日本の資本が一度引き上げられていたのではなかったかと思うんですが(小説ですが、金融小説はもともと情勢に関してはかなり忠実ですよね、実名の会社もありましたw)。
つーかこう、わりと昔から繰り返しやっていることですよね、もっとタイとか…、えーと、どこでしたっけ、日本企業が進出していって、地元が発展していってしばらくするとハイサヨナラ、というのが典型的パターンですごく正直日本のそういうところはわりと好きですが私。欧米系の企業だと搾取展開になることも少なくないしなぁ。
(その違いがどの辺から来てるかは知りません、要領が悪いのかしら。)
で、とにかくも中国の沿岸部での企業の優遇措置が撤廃され、工員の給料も上がる中で日本企業は国外に逃げ出すものの一から教えなくてはならず。内陸部への工場の移動をするも給料は高いわインフラが不十分だわで過渡期は大変で。
さらに燃料代もかさみ、人民元も切り上がる中で(半固定制だったかな?)(そういや輸出に不利になるんだったなぁ、忘れがちです;)、日本への輸送を諦め、中国をマーケットとして捉える企業なども現れますものの、例えばファッションの傾向も日本とはかなり違う模様。自己主張がはっきりしてるというか、日本市場って優しいんですね...orz


今までと展開そのものは似ているものの、さすがに中国の影響力というか規模は小さくないというか、そろそろ「海外の安い労働力」という構図そのものが減っていくのかもしれないなぁ、とちょっと思いました。ベトナムの発展が遅いのも特殊事情だよなー。
まだ中国の内陸部、幾つかの近隣国、と選択の幅が少しあるものの、それもすぎたら企業形態そのものも変わっていくんでしょうか、そのほうが良さそうだよな。