「ギリシャを知る」萩野矢慶記

まあ、ギリシャというと遺跡の街のイメージなわけですが。
実際本を借りてきてよくよく読んでもそんな感じなんですが、あと頑張って思い出すと海とか空とか、しかしとにかく風光明媚な土地という風情です。日本人観光客への期待は例に漏れず大きいわけですが、真面目な土地柄なので若い人や修学旅行などが多く。
なかなかそうもいかんようです(でもやっぱり全体的に日本人甘いってさ)。


基本的にこの本自体はさらっと表面的なことをなぞっているため。
遺跡遺跡遺跡な感じになってますが気にしない、そーいやアトス山なんかの厳格な宗教地域もギリシャでしたっけ。あとはギリシャ神話の国。
東洋と西洋の狭間であり、東洋からギリシャに至ると西洋を感じ。
西洋からギリシャに行くと東洋を感じるという不思議な国。
アテネなどの大都市はすっかりビジネスナイズされたそーですが(それと引き換えに公害が酷いそうです、ちょうど日本の高度経済成長期みたいな)、地方の“タベルナ”と呼ばれる土地のレストランに入っても、のて〜、と注文を取りに来て。
食事が出てくるのも遅いらしいのですよ、怒っても通じないようですよ。普通なのね。
イタリアの南部と同じく、昼寝の習慣もあるそうです、イタリアの時はなんであるのかわかんなかったけど、起きてても頭働く温度じゃないからじっとしてるんですね。ある意味で合理的だな(湿度もそう高くなくて屋内なら涼しいんだろうね)。


気候は冬に雨が降り、夏に乾く地中海性気候。緯度のわりには(わりと北)イメージのごとく温和な気候でー、と。まあ観光用の本だしね。