『アニマル・ナイトメア:動物恐怖症』#10 クマ

正直こう、≪ナショナル・ジオグラフィック≫の番組は(どうせ無料だし)、なるべくチェックはしているのですが、この番組に関しては正直内容の見当が付かず。
47分も個人の経験を延々と追い続けるのかな、と思ってしまったんですが(並べ方の問題でこの回を一番最初に見たもので)、なんだ正味20分ちょっとじゃない。まあ、自然系への興味という点ではほとんど面白い部分はなかったんですが。
単に精神医学のほうの番組だと思って見れば見れないこともないかなー?
とはいえ、たまたま「クマへの恐怖」という大抵の人が理解できる回だったからそんな程度にしか感じなかった、という可能性はありそうですけどね。さすがにクマは怖いクマは。
(人間を襲うことがほとんどない、とか前世紀からは50人程度よ? とか。)


そして出てきた二人の男女は、催眠療法によって自分の過去の出来事を思い出し。
女性は海で溺れて諦める寸前に兄に助けられたこと(関係ないような気もするのですが、“人智の及ばぬ力”というところで無意識で括っちゃったのかなぁ)、男性は自分が両親とキャンプをしていた夜、“熊が森の木を揺らしているのではないか”という空想から抜け出せなくなってしまったことを告白。
基本的にこの手のトラウマは自覚がないほうが強いものなんですよね。
んで、実際に事件があった女性より、最初からイメージでしかなかった男性のほうがそこから抜け出すのが大変だった、というのもよくわかります。最初から自分の中にあるものだからどうしても切り離しにくいんですよね。
やたらクマに詳しかったのも、自分の恐怖心に説明が欲しかったんじゃないのかなぁ(なんで怖いかわからないと嫌じゃない)、まあ、自覚したらいつかなんとかなるかな?