『世界遺産』#533 ヒエラポリスとパムッカレ(トルコ)

ヒエラポリス-パムッカレ−Wikipedia


ローマ帝国の時代に貴族の別荘地として発展した都市の遺跡。
かなりミネラル分が多い(鉱水、軟水はミネラルが少ない水)温泉が湧いていて、どのくらいミネラル分が多いかというとこんこんと湧き出て続けて丘を作るほどらしく、その丘を指して“パムッカレ”、トルコ語で「綿の宮殿」という意味の名前を付けました。
白い結晶の土地は大理石に近いものかな?
かつて貴族たちの別荘もこの丘を目当てに近くに並んでいたそうですヨ。
んにゃ、もちろん温泉にも入ります、もともとローマ帝国には入浴の習慣あるしね。


実際にその丘に登ることも出来るんですが、ちゃんとした案内の人の手引きの元、入場数制限なんかもあったりするようです。
まあ理論的には人間のアルカリ分で溶けてしまうのですが、年季が入ってますしね。
そんなに脆いってわけでもないみたいけど、実際ああいう手合いのは風化が激しかったりするので野放図に観光客を立ち入らせておくと危ういっすね。中国とかアメリカの国立公園(物理的に人入れねぇ)とかと違って、近づけるからこそ価値もあるけど守らなきゃってのは、世界遺産がどうとか以前にわりと自然な感情だという気もするなぁ。
でもホント、「絶景」って石灰石系多いよね。


ローマ帝国の保養地として発展しますが、1354年地震にて崩壊。
1988年、文化・自然の複合遺産として二つセットで登録されました。